99年にマイルから2000Mに距離が延びた当レース。過去6回のデータでレース傾向を探ってみた(02年は東京競馬場)。
連対馬は1??4,2??9,3??2,2??1,4??2,2??3番人気の組み合わせで決まった。馬連は1560円,5410円,1220円,370円,1340円,600円。連対馬12頭中11頭までが上位4番人気以内。大きく荒れる可能性は低い。
連対馬の前走は重賞4頭,オープン特別1頭,500万下3頭,新馬・未勝利勝ち4頭。未勝利から重賞まで幅広いクラスから連対馬が出ている。そこでの成績は1??3着10頭と4,5着各1頭。連対12頭すべてが掲示板に載っていた。ステップは朝日杯FS(G1),ラジオたんぱ杯3歳(G3・現2歳)S,エリカ賞が各2連対。ただ,先に述べたように未勝利,新馬から各2連対。実績不問の傾向が強く,格よりも勢いを警戒したい。
キャリアは,2戦馬4頭,3戦馬3頭,4??8戦馬がそれぞれ1頭。連対馬の半数以上はキャリア2,3戦の範囲に収まっている。1勝馬は51頭で7連対,2勝以上馬が27頭で5連対となっている。
◎シックスセンスが巻き返す。ラジオたんぱ杯2歳Sは後方待機。直線に向いて馬場の真中を素晴らしい脚で伸びた。上がりはアドマイヤジャパンと同じ33秒台で,位置取りが着差に出たようだ。脚をためる競馬を完全にマスターし,差し切る末脚を身に付けた。
○相手はモエレアドミラル。道営で4戦4勝。けた違いの強さで連勝して中央に転きゅうしてきた。芝は初めてになるが,姉は00年のオークス馬・シルクプリマドンナ。中央馬との力量比較は難しいが,いきなり通用してもよいスピードを秘めている。
▲ウインクルセイドは好位に付けるセンスいい競馬で葉牡丹賞を快勝。これで3戦2勝,その2勝はいずれも中山の中距離で挙げたもの。前走と同距離戦とあって,前走のレースぶりならばさらに時計を詰める。
△キャリア2戦のラジオたんぱ杯でアドマイヤジャパンは出遅れながら1馬身+半馬身差3着に食い込んだ。まだレースぶりは荒いが,直線の脚はしっかりしている。初コース,長距離輸送のハードルがある分評価を下げたが,素質は互角。
△ニューヨークカフェはデビュー戦を飾れなかったが,2戦目で中山2000Mを快勝した。2分1秒1の勝ちタイムは優秀で,持ちタイムもこのメンバーでナンバーワン。人気薄でも連下には抑えたい。