芝1600Mで行われた過去3回は10,16,9頭立てで,連対馬は3??4,1??7,1??4番人気の組み合わせで決まった(02年は中山開催)。馬連は1620円,4680円,760円。上位人気馬の成績はほめられないが,極端な人気薄馬の食い込みもなく,荒れても中波乱までとなっている。
連対馬の前走は重賞組2頭,準オープン組2頭,1000万下組2頭。重賞組は10,13着の2けた着順からでも巻き返しているが,1600万下組は5,4着,1000万下2頭はいずれも1着。条件組は前哨戦で掲示板を確保していることが理想といえる。ステップはまちまちだが,全馬芝から出走し,距離は1500M1頭,1600M5頭となっている。
年齢別は3??7歳上馬が6,6,8,11,4頭出走して2,1,1,2,0連対。7歳以上の高齢馬が苦戦しているが,そのほかの世代はほぼ互角と見ていい。関東馬30頭と関西馬5頭で争われたが,ここまでは関東馬が独占している。
◎…トップガンジョーは前々走の魚野川特別を1分33秒8で快勝。勝ち時計は1週前の朱鷺S(準オープン)より0秒8速かった。前走のセントライト記念は実績のない2200Mで13着に敗退したが,得意のマイルなら主役の座は譲れない。
○…パリブレストは休み明けの京成杯オータムHで4着と地力を見せた。軽ハンデ52キロの助けがあったにしても,復調への手応えをつかんだ感。休養前に皐月賞,NHKマイルCとG1に駒を進めた実力馬。たたき2戦目であっさり勝たれても不思議はない。
▲…SS産駒のヴリルが9か月ぶりに復帰する。昨年の勝ち馬で,ここまで7戦して4勝,2着1回の好成績で,これから上がり目の見込める4歳馬。着外の2回がいずれも休養明けだったのは気になるが,能力上位は間違いない。一発を警戒したい。
△…セイウンニムカウは朝日杯FS,NHKマイルCでいずれも5着。追い込み脚質で仕掛けのタイミングが難しいが,G1で掲示板を確保した力量馬。2カ月半ぶりのアーリントンCで2着の実績があれば,鉄砲使いに不安はない。
△…ヒューマは前走大阪スポーツ杯で3着に敗れたが,2着とはハナ差。2,3走前の1200M戦で追走に苦労していた時とは一変して見せた。好位追走の積極策で出れば上位戦線に浮上する。