過去5年,連対馬は9??7,4??3,1??5,1??4,3??1番人気の組み合わせで決まった(02年は同条件のオーロCを採用した)。馬連は1万2880円,1780円,3170円,830円,1420円。00年以外は比較的平穏に収まっている。
連対馬の前走は重賞8頭,準オープンと1000万下各1頭。路線別は東海S(G2)組が6連対と抜群の相性を見せており,東海Sでの成績は5,12,7,3,10,1着ながらも,G2の貫禄か前走着順に関係なく連に絡んでいる。年齢別は4??8歳馬が2,2,4,2,0連対。6歳馬がトップに立っている。なお,3歳馬と9歳馬も1頭ずつ出走したが連対はない。
トップハンデ馬は延べ6頭出走して8,4,1,1,3,5着。5年で2勝の実績ではアテにならない。関東馬VS関西馬は26頭と34頭で争い,3対7。関西馬が優秀な成績を残している。
◎…ブラックコンドルで勝負する。東海Sは大外枠発走で終始外々を走らされるコースロスの多い競馬。450キロの馬体に57キロの斤量も響いたか。全3勝中2勝はダートの重馬場。梅雨入り(?)の雨で脚抜きのいい馬場になれば,しぶとい粘りを発揮する。
○…勢いを支持してタイキアルファを対抗に推す。前走同距離のダート2100Mで,直線,余裕の手応えで抜け出した。芝で3勝の実績からスピードの要求されるダートになっても見劣るとは思えない。昇級戦でも54キロのハンデなら好勝負になる。
▲…前走マルブツトップはテンションが上がり,スタートで後手に回り力を出し切れなかった。交流戦の佐賀記念(G3)では逃げてクーリンガーに競り勝っている。自分の型に持ち込むと実にしぶとい粘りを発揮する。久々を一度使われて状態もアップしている。
△…ハードクリスタルはダート2100Mの赤富士Sでレコード勝ち。脚抜きのいい馬場の恩恵もあったが,上がり35秒台の速い時計をマークした。道中で脚をため,直線勝負に徹すればチャンスはある。
△…ベラージオは東京のダート2100Mの準オープンで2勝を挙げている。休み休みで出世は遅れたが,長距離ダート戦においては自信満々。一昨年もこのレースと最も相性のいい前哨戦の東海Sで,57キロを背負って5着と健闘した。混戦になれば一気に浮上する。
△…テンジンムサシは今年3戦凡走している。しかし,昨秋に500万下と1000万下を連勝し,G2アルゼンチン共和国杯(芝2500M)でクビ差2着の実績。スタミナ勝負には自信を持っている。初めてのダート戦となるが,軽量53キロを生かし切れば大駆けがあっても驚けない。