2005年6月5日(日)

11R
2005年6月5日(日)
東京
15:40発走

安田記念 GI

芝・左 1600m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:9400、3800、2400、1400、940万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 アルビレオ
1 2 フジサイレンス
2 3 ダイワメジャー
2 4 オレハマッテルゼ
3 5 ダンスインザムード
3 6 ローエングリン
4 7 アサクサデンエン
4 8 バランスオブゲーム
5 9 カンパニー
5 10 ボウマンズクロッシング
6 11 スイープトウショウ
6 12 サイレントウィットネス
7 13 アドマイヤマックス
7 14 ユートピア
7 15 サイドワインダー
8 16 ブリッシュラック
8 17 テレグノシス
8 18 ハットトリック

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 3=6 3=13 3-16 3-17 6=13
綾恵 16=5 16=11 16-4 16-10 5=11
山田 17=7 17=12 17=16 7=12 7=16 12=16
たま 17=7 17=6 17=3 17=12 17=16

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はダイワメジャー。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.32.3
今季の復帰戦となったダービー卿CT(G3)を2馬身差で圧勝。前走は久々に加えて手術明けの不安もあり,人気の方も半信半疑といったところだったが,トップハンデを背負いながら1分32秒台の高速決着を制したのは驚きだ。昨年の皐月賞(G1)では,コスモバルクを退けてのクラシック1冠目を手にしたものの,ダービーは馬体増と距離が響いたのか6着に敗退。昨秋のオールカマー(G2),天皇賞・秋(G1)は最下位に甘んじてしまったが,ノドの疾患のために能力を発揮できていなかったとのこと。手術でノドが良化した前走が本来の能力とすれば,再度のG1挑戦も無謀な話ではあるまい。この中間は5月初めから坂路とコースで時計を出しており,2週前には南Wで5ハロン63秒台で動いていたほど。今週の追い切りでは,柴田善騎手を背に5ハロン64秒,終い12秒台を馬なりでマークするなど仕上がり具合は良さそうだ。今年の当競走は当日の馬場条件,レース展開などに不明瞭な点が多いのだが,極端なハイペースにならなければ,当馬の先行抜け出しが決まる条件が整うはずで,当馬に2度目のG1獲りのチャンスが訪れる。

対抗はローエングリン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.31.9
前走のマイラーズC(G2)の優勝で約2年ぶりの勝利。最後はプリサイスマシーンにクビ差まで詰め寄られたが,道中は3角まで2番手にて我慢できており,折り合い面での進歩はうかがえた。昨年の成績は宝塚記念(G1・10着),JCダート(G1・13着)を除けば掲示板を維持しており,それほど負けていた訳ではないものの,G1での馬券対象が無く,物足りない印象であったのも事実。当競走では一昨年,昨年と1番人気に推されながら3,5着。いずれはG1を獲れる器と言われてきたが,今年でもう6歳になってしまい,残されたチャンスを生かしたいところ。意欲的に海外遠征を行った4歳時ほどではないが,今週の南Wコースでの追い切りは5ハロン62秒,終い12秒台で一杯に追われており,気配はかなり良くなってきた。今回は徹底逃げタイプが不在なので,一応は当馬かサイレントウィットネスがハナへ行くものと思われるが,スタミナや坂に不安のあるサイレントは出来るだけペースを抑えたいはずで,当馬が久々に主導権を握れるようならば3年越しの悲願達成も。

単穴はアドマイヤマックス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.32.0
前々走の高松宮記念で念願のG1制覇を達成。外目有利にシフトした馬場状態のアシストもあったが,中団からのスパートで後続を2馬身半差突き放しており,ここ一番で詰めの甘かった当馬の印象を払拭した。前走の京王杯スプリングC(G2)は0秒8差4着に敗れたが,59キロを背負っていた上,突然の豪雨で差しの利かない前有利の流れになっただけに,逆に頑張った印象すらある。高松宮記念が3月に移動してからは当競走への直行は2カ月開いてしまうため,前走は叩き台として使われたと考えるのが妥当であり,完全には仕上げていなかったので今回の上がり目もありそうだ。今週の追い切りは栗東坂路で4ハロン50秒0,終い12秒5を出しており,前走時よりも良い動き。骨折による長期休養明けだった一昨年の当競走でも,アグネスデジタルのクビ差2着に惜敗していたほどで,順調に駒を進めてきた今年はさらなる期待も高まる。先行も控える競馬も可能とペースへの適応性があり,混戦の今回は何よりも鞍上の手腕が問われるだけに,名手の手綱さばきに期待する部分は大きい。

抑えはテレグノシス。穴はブリッシュラック。

今週のワンポイントアドバイス

3度目の正直,テレグノシスV


今年は香港から3頭の強豪が参戦して盛り上げる。中でもサイレントウィットネスはデビューから17連勝した香港のスーパーホース。その連勝記録を前走で止めたブリッシュラックも来日。同馬が1着になると,優勝賞金+100万米ドル(約1億800万円)のボーナスを獲得する。
一方,日本馬は高松宮記念(G1)を制したアドマイヤマックス,NHKマイルC(G1)勝ちのあるテレグノシス,マイラーズC(G2)を快勝したローエングリンなど,重賞ウイナーが迎え撃つ。
過去10年,1??3番人気は5,1,1連対と振るわない。代わりに6番人気以下から8頭が連対している。馬連は01年に12万馬券が飛び出し,00,03年も万馬券で決着した。オークス,ダービーと3けた配当で堅く収まったが,ここは波乱ムードが漂う。
ステップは京王杯スプリングC(G2)組が11連対と優秀。一昨年こそ6着に敗れて連を外したが,9回は連対している。この組の前走成績は5,3,2,1,1,2,1,6,3,4,2着。大敗馬の連対は見られない。本番と同距離で注目されるマイラーズC組は3着止まり。ここまでは苦戦している。
外国馬は20頭参戦して2勝,2着2回。連対率20.0%はなかなかなもの。これを香港馬に限ると,8頭が出走して1,2着各1頭と9着以下6頭(連対率25.0%)。日本馬は153頭で18連対(連対率11.8%)となっている。
外国馬4頭を除くと,G1初挑戦はブレイクタイム1頭。また,連対馬16頭中15頭は重賞ウイナー。例外はブレイクタイムのみ。重賞勝利とG1経験は連対への絶対条件としたい。
年齢別は3??7歳上馬が4,66,59,30,16頭出走して0,7,7,4,2連対。4,5歳馬が連対数で世代をリードしているが,率で見るとほぼ互角となっている。
◎…テレグノシスが巻き返す。京王杯スプリングCはレース直前に大雨(重は苦手)が降り,直線でも前をカットされる不利。それでも馬群を縫いながらレース最速の上がりで3着まで追い込んだ。一昨年は7着,昨年が2着に敗れているが,府中はNHKマイルCを制覇している舞台。3度目の挑戦でマイルの頂点を射止める。
○…相手はアサクサデンエン。京王杯スプリングCは後続を2馬身半突き放して圧勝した。1400Mを正攻法に攻めて勝利した価値は高い。前々走のマイラーズCも,直線大外から強襲して3着。展開不問は心強い。前走レコードVの反動が出なければV争いは必至。
▲…ローエングリンはマイラーズCで2番手から追走。4コーナーで早めに先頭に踊り出て,しぶとく粘って復活Vを果たした。安田記念は4歳時に3着,5歳の昨年5着の成績。今週からC→Aコースに戻り,仮策が取り除かれた内から6Mの芝は絶好のコンディション。グリーンベルトをまっしぐら,スピードで押し切るシーンは十分ある。
△…香港馬のブリッシュラック。前走チャンピオンズマイルでサイレントウィットネスをハナ差破った。同きゅう舎のウィットネスの存在で影は薄かったが,香港のマイルG1・2勝の実力馬。ボーナス100万ドルのかかる大一番だけに全力投球を疑う余地はなく,追って味のあるのも府中向きだ。
△…サイレントウィットネスは香港スプリント3冠を2度達成して,17連勝の金字塔を建てた怪物。初距離のマイルでハナだけ差し込まれたが,差し返す勝負強さを見せた。体型からはスプリンターのイメージだが,府中での追い切り(2日)はスピードとパワー満点。馬場が渋るようだと1600Mでも侮れない。
△…ダイワメジャーは昨秋,オールカマー(G2)9着,天皇賞(G1)で17着と惨敗したが,5カ月ぶりの前走ダービー卿チャレンジT(G3)を快勝。クラシックホースの底力を見せつけた。マイルは2戦して,1勝,2着1回。ノドの手術が成功した皐月賞馬の復活があっても驚けない。

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