2005年5月22日(日)

11R
2005年5月22日(日)
東京
15:40発走

優駿牝馬 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牝 (指定) 定量 本賞金:9700、3900、2400、1500、970万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 エリモファイナル
1 2 ブリトン
2 3 コスモマーベラス
2 4 シーザリオ
3 5 エアメサイア
3 6 アドマイヤメガミ
4 7 レースパイロット
4 8 アスピリンスノー
5 9 ディアデラノビア
5 10 ライラプス
6 11 エイシンテンダー
6 12 ピューマカフェ
7 13 ランタナ
7 14 ジョウノビクトリア
7 15 ヤマニンアリエル
8 16 ビッグフラワー
8 17 ショウナンパントル
8 18 ジェダイト

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 4=18 4=14 4-5 4-7 18=14
綾恵 9=4 9=18 9-1 9-11 4=18
山田 4=9 4=16 4=8 9=16 9=8 16=8
たま 10=4 10=9 10=1 10=5 10=14

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はシーザリオ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
1番人気に推された桜花賞(G1)は,直線で懸命に追い上げながらもラインクラフトにクビ差及ばずの2着。道中の2角付近で他馬に寄られて位置取りを大きく下げる不利があり,着差を考えると何とも惜しい結果であった。僅差の競馬だったラインクラフト,3着のデアリングハートが,次走のNHKマイルC(G1)を1,2着する好成績を残しており,世代屈指のマイラーと互角に渡り合ったことで,前走の価値が一段と高まった。オークスは長距離戦への適性が不可欠だけに,今年初めの寒竹賞で2000Mを克服済みなのはポイントが高い。父は府中G1のダービー,天皇賞・秋,ジャパンCを制したスペシャルウィーク,母も2000M辺りを得意にしていた様で,血統的にも不安はなさそうだ。前走後は短期放牧に出されていたが,栗東に戻ってからも坂路とコースで入念に乗り込み。今週の追い切りは坂路で4ハロン54秒7,終い12秒6と時計こそ目立たないが,動きは軽快なものだった。鞍上も主戦の福永騎手へと戻り,今度は取り損ねた栄冠を手に出来るはずだ。

対抗はジェダイト。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走,忘れな草賞でクビ差ながらも3勝目をマーク。逃げるブリトンを見ながらの2番手の形から直線の競り合いを制しており,1ハロン12秒台後半の淡々とした流れになりやすい,本番のオークスへ格好の予行演習となった。前々走フィリーズレビュー(G2)を5着に敗れてしまい,賞金的にも厳しくなったために桜花賞は断念したが,勝ったラインクラフトとは0秒2の僅差。過去9戦中,掲示板を外したのは阪神JF(G1)6着の一度だけで,その着差も0秒3差と基本的には善戦タイプの様だ。前走を勝てたことで,桜花賞組と同じ中5週の余裕のあるローテで挑めるし,昨年11月に500万特別の赤松賞(1600M)を勝っており,府中コースも経験済みと心強い。今週の追い切りは栗東DWにて6ハロン80秒,終い11秒台と相変わらずの好調ぶり。未だに速い府中の馬場コンディションを考えると,当馬の先行脚質は有利にみえるだけに,本命馬の出方次第では大仕事をやってのける可能性までも。

単穴はジョウノビクトリア。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
後方からの競馬となった前走の桜花賞は,直線で外に持ち出して追い上げたものの0秒7差の7着まで。流れが速い割に前も止まらない状況だったことも大きいが,追走に手一杯だったあたり,当馬にとっては高速マイル戦は忙しすぎた感じ。前々走クイーンC(G3)連対で賞金を加算できたため,桜花賞にも出走した様だが,京成杯(G3・5着)を使ったりしていたところをみると,当初からオークスを意識していたのは明白。全兄にはマイル以下が主戦のキングオブサンデー・ロイヤルキャンサーのスピードタイプ,ダートやジャンプ等で活躍したウインマーベラス・ウインデュエルのスタミナタイプがおり,当馬がどちらであるかとなると判断が難しいが,中京1800Mを勝った未勝利戦,京成杯の内容からは中距離以上が良さそうではある。近年のオークスではクイーンC連対馬が好成績を挙げるケースが増えており,距離延長で巻き返しに期待を懸けてみたい。

抑えはエアメサイア。穴はレースパイロット。

今週のワンポイントアドバイス

得意の府中でライラプス


今年は桜花賞の1,3着馬が出走しない。ちょっとさみしいが,その分より多くの馬にチャンスが広がり,馬券も難解になった。過去10年のデータでレース傾向を占ってみたい。
1??3番人気は3,3,1連対。上位人気の信頼度は低く,代わりに6番人気以下から6頭が連に絡んでいる。馬連3けた配当で決まったことは一回もなく,目下,3年連続で万馬券が出ている。3歳の乙女たちにとって未知の2400M戦。ここまで形成された力関係がアテにならず,距離適性も測り切れないことなどが波乱の要因になっているようだ。
ステップは桜花賞からの直行馬が15連対と圧倒的な強さを見せ,フローラS(G2)組と忘れな草賞組から各2連対,チューリップ賞組1連対。G1組は前走成績に関係なく巻き返しているが,他路線組は3着以内が連対への条件となっている。
勝利数別は1??3勝馬が2,9,9連対。1勝馬の2頭は桜花賞2,3着の実績馬で,ともに重賞での連対経験があった。キャリアは連対20頭中19頭までが4??8戦。該当しない1頭は9戦だった。キャリアの浅い馬や逆に使いすぎの馬は減点対象としたい。
関東馬は58頭で6連対,関西馬が118頭で14連対(ほかに地方馬1頭)。関西馬が連対数で関東馬に水を開けているが,率で見ると大きな差にはなっていない。決め手は逃げ,先行馬が4連対。差し,追い込み馬16連対。直線525.9Mの東京が舞台だけに,差し,追い込み馬の活躍が目立っている。
注目したいのは馬体重。連対馬20頭中14頭は450キロ以下で,優勝馬に限ると8頭までがこれに該当する。また,目下4年連続で1,2着を独占し,大型馬は苦戦している。
◎…前走,ライラプスは中団後方で折り合い,直線外から鮮やかに差し切った。良馬場と重馬場を経験して,東京コースは2戦2勝。過去10年スイートピーS組が連に絡んだことはないが,クイーンC(G3)の優勝馬はここ2年連続で連対中。追い風のデータもある。
○…桜花賞馬の不在でシーザリオが一躍脚光を浴びた。前走は勝負どころで馬群に包まれたが,直線は馬群をさばいてラインクラフトに頭差まで迫った。4戦3勝,2着1回と連対率100%。“樫の女王”の最短距離にいるが,直線の長い東京であの決め手を再現できるかどうかがポイントとなる。
▲…前走フローラSでディアデラノビアは直線一気の差し切りを見せた。4コーナーではとても届かないと思われた位置からオークスへの出走権を勝ち取った。鞍上デザーモは01年にレディパステルとのコンビで,外国人初のクラシック制覇を達成した。同騎手は今季JRAで56戦して,14勝,2着10回。連対率は4割2分。上位2頭をまとめて破れる下地は持っている。
△…エアメサイアは桜花賞で五分のスタートを切ったが,外枠15番が響いて終始外々を回るコースロス。4コーナーでも大外に振られたが,2着シーザリオと0秒4差4着でゴールした。スピードだけでなく,パワーの要求される東京コースで通用する地力を備えている。
△…前走ジョウノビクトリアは後方の内でじっくり脚をためた。直線で外からシーザリオに次ぐ上がりで追い込んだが,0秒7差7着。距離不足のマイルで次走につながる末脚は見せた。ジワジワの追い込むタイプだけに東京コースは相性バッチリ。
△…穴を出せばエリモファイナル。桜花賞は後方で待機。直線勝負にかけて内から鋭く伸びたが,前が壁になり馬群をさばき切れなかった。それでも1秒差まで迫った。マイルまでの経験しかないが,血統からは距離延長に全く問題ない。前の止まる流れになれば一気に首位争いに浮上する。

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