2005年2月20日(日)

11R
2005年2月20日(日)
東京
15:40発走

フェブラリーステークス GI

ダート・左 1600m 天気:
小雨
馬場:
不良
サラ系4歳以上 オープン (混合)(指定) 定量 本賞金:9400、3800、2400、1400、940万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ストロングブラッド
2 2 ヘヴンリーロマンス
2 3 アドマイヤドン
3 4 カフェオリンポス
3 5 パーソナルラッシュ
4 6 タイムパラドックス
4 7 シーキングザダイヤ
5 8 サイレンスボーイ
5 9 ユートピア
6 10 ヒシアトラス
6 11 ピットファイター
7 12 ハードクリスタル
7 13 ノボトゥルー
8 14 メイショウボーラー
8 15 トップオブワールド

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 14=3 14=5 14-7 14-11 3=5
綾恵 3=14 3=9 3-8 3-12 14=9
山田 10=14 10=7 10=6 14=7 14=6 7=6
たま 10=7 10=14 10=3 10=5 10=6

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はメイショウボーラー。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
単勝2倍を切る断然人気に推された前走の根岸Sを7馬身差の圧勝。スピードの違いでハナへ立ってしまったが,直線でスパートをかけると,みるみる差が広がった。レースの上がりも,逃げた当馬が35秒台でメンバー中最速を出しており,後続ははるか後方で2着争いをするのが精一杯であった。今回は中2週での出走となるものの,1週前には栗東CWで6ハロン82秒台を馬なりでマーク。今週の追い切りは坂路で4ハロン55秒1,終い12秒6を出しており,重い馬場を考慮すれば動き自体は良かった。ここはユートピアなど当馬に追走可能な相手がおり,テンが速くなりすぎると失速する可能性が高まるが,ハナにこだわるタイプではないので,ペース如何では番手の競馬も出来る。直線入り口までをスムーズに運べれば,3連勝でのG1戴冠が現実のものとなるはずだ。

対抗はアドマイヤドン。

実績:
距離・コース:
順調度:
不・1.35.4
言わずと知れた現役ダートG1最多勝利馬であるが,ドバイ遠征以降は一昨年時の圧倒的な強さが影を潜めつつある現状。昨年の勝ち鞍こそ当競走と帝王賞,JBCクラシックのG1・3勝を挙げたものの,着差はかなり縮まってきており,辛うじて勝つケースが多くなってきた。昨年11月のJCダート(G1)2着も,粘るジンクライシスをようやく交わしての連絡みで,優勝のタイムパラドックスには2馬身半の完敗。国内最強の看板を降ろすハメとなり,新興勢力の台頭で玉座の維持も危うくなってきた。99年のメイセイオペラ以降(一昨年の中山開催を除く),当競走で優勝するためには上がり3ハロン35秒台を駆使する必要があり,昨年覇者の当馬は一応,有資格者ではある。加齢に伴ってズブくなってきている面は否めないだけに,仕掛けが遅れる様だと上位争いに加われない懸念も残るのだが,王者の貫録を見せつけられても驚けない。

単穴はパーソナルラッシュ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.36.4
昨年の春ごろは並み居る3歳オープン馬の一頭に過ぎなかったが,一夏越えた復帰戦のエルムS(G3)にて,連勝中のウインデュエルを撃ち破っての重賞初制覇で頭角を現す。次走の公営・盛岡のダービーグランプリ(交流G1)では,メイセイオペラのレコードを塗り替えて9馬身差の圧勝と快進撃を続けた。余勢を駆っての米国への遠征でも,ダート競馬の最高峰であるブリーダーズCクラシック(国際G1)で出遅れながら6着と健闘しており,今後の成長如何では国内統一も夢の話ではないかに思われたほど。帰国初戦の東京大賞典(交流G1)は2秒3差の9着と惨敗したものの,大きく出遅れて最後方からの競馬となった時点で勝負は終わっていた感。帰国後の検疫で中間の動きも一息だっただけに,これが当馬の実力ではあるまい。ゲート再審査に手間取ったため,万全の態勢までは持ってこられなかったが,前走時よりは気配も上向いた様子だ。発馬さえ五分に出せれば,底知れぬ素質からも一抹の希望はある。

抑えはピットファイター。穴はシーキングザダイヤ。

今週のワンポイントアドバイス

スピードとパワーでヒシアトラスV


05年の中央競馬のG1第1弾・フェブラリーS。一昨年は中山のダート1800Mで行われたが,ここでは97年にG1に昇格してから8回のレースを参照した。
1??3番人気は4,3,2連対。上位人気馬はほめられる成績ではなく,6番人気以下から4頭が連に絡んでいる。
馬連は98年に1万1730円と荒れたが,残る7回は3けた配当1回,1000円台4回,2000円台と3000円台各1回。1,2番人気が連からそろって消えたのは1回で,ここまで比較的平穏に収まっている。
連対馬16頭の前走は芝,ダートを問わずすべて重賞。路線別は平安S(G3)組が6連対,東京大賞典(交流G1)組4連対,ジャパンCダート(G1)組2連対。また,昨年のサイレントディールを除くと,連対馬15頭は前哨戦で掲示板を確保していた。
年齢別は4??8歳上馬が32,29,38,20,9頭出走して,7,6,2,1,0連対。4歳と5歳馬がし烈な世代争いを繰り広げている。なお,優勝馬は,4歳2頭,5歳5頭,6歳1頭。馬単,3連単を狙うなら軸に5歳馬を据えたい。
関東馬38頭,関西馬75頭,地方馬15頭で争い,2,12,2連対。関西馬が連対数,率でトップに立っている。
◎上がり馬ヒシアトラスで勝負する。オープンを3回連続で2着した後,オープン,重賞を連勝した。前2走はいずれも道中インで脚をため,直線内を突いて鮮やかに差し切った。特に前走の平安Sは直線だけで2着以下を3馬身半突き放した。1600Mは距離不足との見方もあるが,過去21戦でマイル以下の経験はわずか2度で,うち1回は芝。ダート1700Mで2着2回の実績があれば1600Mは十分守備範囲。スピードとパワー兼備のヒシアトラスがダートの頂点に立つ。
○シーキングザダイヤは昨年暮れからダートに転戦して3,1,2着。昨夏は芝で足踏みしていたが,前走の川崎記念(交流G1)でジャパンCダート馬のタイムパラドックスをクビ差2着に苦しめた。母シーキングザパールは日本調教馬として初めて欧州でG1(モーリスドゲスト賞)を制覇した世界的な名牝。その素質の片鱗をようやく見せた。
▲ダートに路線変更して圧倒的なスピードで,ガーネットS(G3),根岸S(G3)と重賞を連勝したメイショウボーラー。なかでも1400Mの前走で直線だけで後続を7馬身ちぎったのは圧巻だった。マイル勝ちはないが,皐月賞3着,NHKマイルC3着と芝G1で好走した実績から距離不安は心配ないはず。初の強敵相手でもダートの頂点を狙えるところにいる。
△2年連続で最優秀ダート馬に輝いたアドマイヤドン。前走の有馬記念で7着に敗れたが,G1・7勝はここでは断然の実績。データでは6歳馬苦戦となっているが,昨年に続いて連覇があっても不思議はない。
△タイムパラドックスはジャパンCダート,川崎記念とダートG1を連勝した。マイル以下に実績がない分評価を下げたが,パワー勝負なら能力は互角以上。鞍上も武豊だけに軽視は禁物だ。
△東京大賞典で出遅れて2番人気を裏切ったパーソナルラッシュ。ダービーGP(盛岡・交流G1)で2着を9馬身突き放し,続く米国遠征のG1でも6着に健闘した。前走敗因が出遅れとはっきりしているだけに巻き返しを警戒したい。

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