芝の1600Mで行われた過去9回,連対馬は1??5,1??6,3??1,1??2,7??6,4??1,10??9,3??1,7??5番人気の組み合わせで決着した(03年は中山)。上位人気馬は不振だが,馬連万馬券は1回のみ。6回は3けた配当を含め1000円台以内で堅く収まっている。路線別はニューイヤーS組が3勝,2着3回と優秀で,01年にはワンツーを決めている。年齢別は4??8歳上馬が33,24,32,29,11頭出走して6,3,6,3,0連対。軸は4,6歳馬から選びたい。なお,牝馬は連対していない。
◎6歳馬アサクサデンエンで勝負する。前走ニューイヤーSは直線大外から一気に追い込んで0秒1差2着。末脚をそがれるやや重馬場で,レース最速の上がりをマークした。東京は6戦4勝のベストの舞台。開幕週の高速馬場で末脚がさく裂する。
○前走キネティクスは中団からスムーズな運び。3コーナーで他馬と接触するアクシデントがあったが,直線鋭く追い込んでクビ+クビ+ハナ差4着まで迫った。東京はマイルのキャピタルSを差し切った舞台。末脚勝負は望むところだ。
▲ミッドタウンはニューイヤーSで大外16番枠からダッシュを利かせて3番手へ。道中馬なりで4コーナー早め先頭に立つと,そのまま後続の追撃を封じた。前走勝利で素質馬がひと皮むけたか。東京コースに勝ち星はないが,相手なりに走る勝負強さを身につけている。
△ハットトリックは強烈な末脚を決めて京都金杯(G3)を制覇した。まだキャリア6戦の4歳馬で,走るたびに上積みが見込める。マイル戦も4戦4勝と底を見せていない。ただ気になるのは前回より2キロ増の斤量。他馬と比較するとかなり不利。馬券的な妙味も薄いここは抑え評価にした。
△ウインラディウスは昨年のスプリンターズS(G1)4着以来の実戦。東京競馬場では東京新聞杯と京王杯スプリングC(G2)を制覇しており,実績は最右翼。鉄砲も利くタイプで府中の1400??1600Mを得意にしている。馬体さえできていればいきなり上位争いになる。
△穴を出せばグレイトジャーニー。有馬記念(G1)は相手が強く,距離も長かった。昨年はG1の皐月賞,ダービー,菊花賞に駒を進め,クラシック戦線で善戦した。シンザン記念(G3)を快勝しているようにマイル実績に不足なく,混戦になれば出番は十分だ。