左回り芝1200Mで行われた過去4回は,18,16,18,15頭が出走した。連対馬は4??1,1??4,2??8,1??2番人気の組み合わせで決まった(02,03年はハンデ戦)。馬連配当は990円,1040円,9270円,1040円。一昨年,1番人気が7着に敗れる波乱決着となったが,3回は人気サイドで堅く収まっている。
しかし,3連複は3着に14,15,14番人気馬が入って,3万7310円,11万4900円,7万6930円。いずれも万馬券が飛び出す大荒れレースとなった。
連対馬8頭の前走はすべて1000万下(旧900万下を含む)で,そこでの成績は1,1,4,2,1,6,2,4着。前哨戦で掲示板を確保していることが,連対への条件になっている。路線別は尾瀬特別が最多の4連対を果たし,残る4頭は白河特別,豊栄特別,疾風特別,長万部特別から連に絡んでいる。年齢別は3??7歳上馬が8,17,22,13,7頭出走して,それぞれ0,2,3,2,1連対。3歳馬に元気がなく,7歳以上馬の連対は9歳馬の1連対となっている。牡馬34頭と牝馬33頭で争い,7対1。牡馬が牝馬を圧倒している。
◎…春の新潟開催でストロベリードールは1000万下を52キロを背負って,4コーナーどん尻から一気に差し切った。ハンデから別定戦で当時より3キロ増になるが,実績では一歩リード。現級勝ちのある新潟の舞台で巻き返す。
○…ケイアイボイジャーは新潟で3勝,2着4回。前走は上がりが速く,この馬の末脚を生かせる流れにならず1番人気を裏切って5着に敗れた。1200M戦は1月以来となるが1勝を挙げている。ペースに戸惑わなければ好勝負になる。
▲…前走サクラブライアンは休み明け,昇級戦で0秒4差4着。春に500万下を連勝したことがフロックでないことを証明した。スタート難がなくなり,今季は成績が安定した。新潟の芝は1勝,コース変わりにも不安はない。
△…ダイワアーバインは直線1000M競馬を逃げて快勝した。外枠も幸いしたが500万下ではスピードが一枚上だった。単騎先行するとしぶとく,昇級初戦でもノーマークにはできない。
△…タケショウヤマトは前走ダート500万下で2着以下を2馬身半ちぎった。脚抜きのいい馬場で勝ち上がったところを見ると,芝でより能力を発揮できそうだ。1200M戦はやや短い気もするが,穴を開ければこの馬以外にない。