芝2000Mのハンデ戦で行われた過去3回は12,8,8頭立て。1??3着は2??4??5,1??3??4,2??1??5番人気の順でゴールした。出走頭数が少ないこともあるが,伏兵馬の出番は少なく,馬連は1180円,300円,340円(03,04年は枠連)と堅く収まっている。
連対馬の前走は重賞2頭,準オープン4頭。そこでの成績は1着3頭と3着3頭。全馬が前哨戦でワイド対象となっていたが,今年は準オープン以上で前走3着以内に入線した馬はいない。
ステップで強調する路線はないが,6頭は芝1600??2400Mをたたいて出走していた。年齢別は3??7歳上馬が1,7,11,4,5頭出走して,各0,3,2,1,0連対。3歳馬と7歳以上の高齢馬は苦戦中で,4歳馬が好成績を残している。
関東馬は16頭出走して3連対,関西馬が12頭で3連対。東西対決はほぼ互角と見ていい。トップハンデ馬は1,1,2着の好成績で,相手は55,57,56キロ。毎年連に絡んでいるハンデ頭は軽視できない。
◎…ここ2戦カゼニフカレテは9着,7着に敗れた。2走前は重目に加えて直線の不利,前走は追走の忙しいマイル戦と敗因ははっきりしている。中京で愛知杯(G3)を快勝した実績。左回りの平坦コースはベストで,準オープンなら突き抜けるパワーを秘めている。
○…ビッグコングは芝2000Mのオープンで2着,現級勝ちの実績があり,今年に入ってからもこの距離では掲示板を外していない。前走は勝負どころで後続に次々にこられる厳しい競馬で,持ち味を出し切れず4着。得意の距離で巻き返す。
▲…トウカイトリックは3歳の上がり馬。現在500万下,1000万下を連勝中で,デキも今がベスト。前々走でこけもも賞(芝2000M)を楽勝しているように新潟コースも合う。昇級戦だが重量据え置きで52キロなら上位争いは必至。
△…暖かくなって調子を上げてきたアグネスシラヌイも怖い。2走前に準オープンのストークSで2着,連闘で臨んだ前走米子S(オープン)で4着と健闘した。自己条件の準オープンに戻れば軽くは扱えない。
△…エローグは前走の目黒記念で逃げて6着と好走した。実績から2000Mは少し短く,56キロのハンデも見込まれた気もするが,鞍上の中館騎手には魅かれる。開幕週の新潟で早々に4勝をマークして,2着も2回。ローカルにめっぽう強いジョッキーだけに連下には押さえておきたい。
△…昨年の春から夏にかけてグリーンプレジャーは4勝を挙げて素質を一気に開花させた。トップハンデ57キロは嫌な材料だが,休み明けで掲示板を外したのはわずか1回。鉄砲駆けする気性だけにノーマークにはできない。