99,00年は芝1800Mで行われたが,最近5回のデータでレース傾向を見てみたい(昨年は該当レースなし)。
連対馬は2??1,1??2,2??1,3??2,5??1番人気の組み合わせで決まった。馬連配当は980円,380円,730円,1090円,1640円。毎年,1,2番人気のどちらかが連に絡んで人気サイドで堅く収まっている。ただ,今年からハンデ戦。伏兵馬の食い込みを警戒したい。
前走は500万下1頭,1000万下(旧900万下を含む)9頭。そこでの成績は500万下組は1着,1000万下組は1??3着6頭と5,7,9着。前哨戦で大敗した馬の巻き返しは見られない。連対馬10頭は芝1400??2600Mを使って出走。ダートからの参戦馬は割引材料となる。ステップから強調できる路線はない。
年齢別は3??7歳上馬が3,17,20,11,8頭出走して,0,4,5,0,1連対。4,5歳馬が好成績を残しているが,今年,4歳馬は出走していない。関東馬54頭と関西馬5頭で争い,7対3。関東馬が強い。牡馬VS牝馬は9対1。夏場に強いといわれる牝馬の傾向はまだ出ていない。
◎…前走オンワードハヤテは2番手から積極的に先頭に並びかけ,楽な手応えで抜け出した。直線,坂を上ってもしぶとく粘っていたが,最後は3カ月ぶりの影響が出たか,0秒2差3着に敗れた。福島は昨秋500万下の高湯特別を快勝した舞台。たたき2戦目の今回はV濃厚だ。
○…相手はユキノアメージング。前走は道中離れた3番手から追走。直線で前を捕らえて先頭に立ったが,ゴール前で交わされ0秒4差の3着。今回はたたき3戦目の走りごろ。福島は過去3勝している得意のコースで,最終週の時計のかかる馬場も歓迎だ。
▲…ニシノニチリンはここ2走惨敗をしているが,3走前の飯坂特別で逃げて0秒3差5着と健闘した。ハンデ50キロは裸も同然の斤量。同型馬不在で単騎逃げに持ち込めるメンバーだけに,逃げ切るシーンも十分にある。
△…マイネルジェムは約3カ月と出走間隔は開いたが,前走からここを目標に調整されてきた。距離2000M,ハンデ55キロは前々走の吾妻小富士賞の0秒3差3着時と全くの同じ条件。展開ひとつで上位争いに浮上する。
△…ジェイケイテイオーは今年4戦してすべて掲示板外と凡走を繰り返しているが,昨年11月に福島の1000万下・磐梯山特別を勝っている。なかなか不振のトンネルを抜けれずにいるが,その時より2キロ減の55キロ。大駆けは期待できる。