過去10年(96年中山,00年は東京),1??3番人気は2,3,3連対と不振。代わりに6番人気以下から7連対している。馬連で2度10000円台が出たが,7回は5000円以内。大荒れの可能性は薄い。
連対馬の前走はG1・4頭,G2,3各1頭,500万下??オープン特別14頭。G1組は前走着順に関係なく連対しているが,G2以下の15頭中14頭は前走1,2着馬だった。路線別はダービー,NHKマイルC,白百合S組がそれぞれ2連対。
勝利数別は,2勝馬が12連対(連対率12.9%),3勝以上馬が8連対(同26.7%)。3勝以上馬が連対率で2勝馬を大きくリードしている。
◎…シルクネクサスを狙い撃ちにする。京都新聞杯4着,ダービー12着は距離が微妙に長く,直線の踏ん張りが効かなかったようだ。1800MはオープンのベンジャミンSで快勝した距離。G1でもまれた経験を生かし切れば勝ち負けになる。
○…ダブルティンパニーは前走中京の白百合Sで逃げてハナ差2着に惜敗した。ラスト3ハロンをすべて11秒台のラップで走破しての連対は,負けて強しの内容だった。ハナにこだわらなくてもいいタイプで,平坦小回りコースも合う。
▲…実績一番はトップガンジョー。3走前にスプリングSで3着に入り,皐月賞に駒を進めた。無敗の2冠馬・ディープインパクトには離されたが,2着とは0秒7差だった。G1好走を裏付けるように前走1000万下で2着を確保した。重賞で通用する能力を秘めている。
△…シンボリグランはデビューから中距離路線を歩んできたが,全3勝はマイル以下でマークした。距離実績はないが,オープンの葵Sを勝ち,G3・ファルコンS3着はここで威張れる成績。展開ひとつで首位戦線に浮上する。
△…ピサノグラフは6戦して,2勝,2着3回,4着1回。前走フローラSで3番人気を裏切ったが,5連対と底を見せていない。2カ月半と間隔が開いたが,能力差は少ない。
△…トーセンロッキーは目下,未勝利,500万下を連勝中。ひと息入った分押さえに回ったが,2戦はいずれも後続をちぎっての完勝だった。格上挑戦になるが,福島で乗れている後藤騎手騎乗は魅力だ。