同条件で行われた過去4回は15,16,16,16頭立て。連対馬は10??4,1??4,12??9,3??6番人気の組み合わせで決まった。上位1??3番人気は不振で,2けた人気馬が2頭も優勝している。馬連は1万4440円,1350円,6万4550円,3080円。4回中2回が万馬券で,ハンデ戦らしい波乱傾向を見せている。
連対馬8頭はすべて前走が芝レースで,クラスは1000万下2頭,準オープン4頭,オープン2頭。そこでの成績は1000万下組の2頭が1着だったが,6頭は前走成績に関係なく巻き返している。
ステップは湘南S組から2頭連対しているが,強調する材料ではない。年齢別は3??7歳上馬が1,9,23,21,9頭出走して0,3,5,0,0連対。4,5歳世代の争いとなっている。
関東馬46頭と関西馬17頭で戦い,4対4。出走頭数の少ない関西馬が,連対率で関東馬を上回っている。
◎…カネツテンビーはここ2戦14,12着と凡走した。前々走は大出遅れで一気に脚を使い,前走は重馬場で直線で末脚が鈍った。春中山の船橋Sは54キロを背負ってダイワメンフィスと0秒3差。スムーズな競馬なら差はなく,軽量53キロなら直線で末脚がさく裂する。
○…相手はそのダイワメンフィス。前走バーデンバーデンCは休み明け,昇級初戦と厳しい条件が重なって8着に敗れたが,前々走で現級を勝ち上がっている。57キロは気になるもののオープンからの降級は有利だ。
▲…マルブツスピーディは7戦して,3勝,2着3回。苦戦したのは6カ月の休養明けで凡退した1回だけ。目下500万下,1000万下を連勝中で,勢いは一番。前走より1キロ減の53キロも魅力。
△…タイキバカラは昨春クリスタルC(G3)を勝っている重賞ウイナー。前走同様マイペースの逃げに出るだろうが,トップハンデ58キロ,後続の目標になる展開は厳しい。しかし準オープンに降級し,相手関係はかなり楽になった。たたき2戦目の上積みも期待できる。
△…テイエムチュラサンもオープンからの降級馬。前走ファルコンS(G3)で55キロを背負って0秒5差の5着に粘った。芝1200Mは2勝しているベストの距離。3歳牝馬でハンデも51キロと恵まれた。古馬相手でも軽量を生かし切れば一発が期待できる。
△…スプリングクレタはこの距離で2勝,2着4回とパーフェクト連対を決めている。2カ月半ぶりだが,休養前にラジオ福島賞をトップハンデ57.5キロで逃げ切った。昇級戦,7歳馬で割り引いたが大駆けがあっても驚けない。