現行の施行条件で行われた過去8回,1??3番人気は5,7,0連対。3番人気は不振だが,1,2番人気のどちらかが毎年連対し,馬連5回は1160円以内で堅く収まっている。ただ,残る3回は8,5,10番人気馬の伏兵馬が連に食い込んで4890円,3480円,1万5980円。ヒモ荒れを警戒したい。
前走は重賞組14頭とオープン特別組2頭。路線別では函館記念組が6連対と好相性を見せて,そこでの成績は9,3,6,14,1,2着。前走成績に関係なく巻き返している。
年齢別は3??7歳上馬が6,21,36,23,8頭出走して,それぞれ2,6,6,1,1連対。4歳馬と5歳馬が6連対でトップを分けているが,率で3歳馬が優位に立っている。
出走間隔は中1??3週の7頭と1カ月半以上9頭。今年クイーンSから連闘で3頭が参戦するが,ここまで連闘馬は3着止まりとなっている。
◎…夏の上がり馬エリモハリアーで勝負する。函館で巴賞を勝ち,続く函館記念で初重賞Vを果たした。洋芝の適性が高く,札幌でも2勝の実績。夏に強く,7勝すべてを6??10月に挙げている。重賞連覇で秋のG1戦線へ突き進む。
○…ブルートルネードは巴賞,函館記念で連続2着。エリモハリアーに先着を許したが,今年は5戦してすべて連対している。重賞挑戦は3度目だが,相手なりに走れる能力があり,競り合いに強い勝負根性を備えている。
▲…オペラシチーは前走目黒記念で直線早目に進出して初重賞をもぎ取った。自分から動く強い競馬で,従来のレコードを0秒7上回った。最近は長距離を狙って使われているが,2000Mは3勝。3カ月ぶりでも怖い存在だ。
△…サイレントディールは前走宝塚記念で14着に大敗したが,3歳時に皐月賞6着,ダービー4着。クラシック戦線に駒を進めてG1戦線を沸かせた。今年はオープン勝ちだけだが,昨年フェブラリーSで2着するなど潜在能力は一級品。大駆けに警戒したい。
△…マチカネメニモミヨは函館の2戦で3,4着。2戦とも最後はいい脚で追い込んでいるが,馬場が合わなかったようだ。洋芝に問題はなく,良馬場での巻き返しに期待する。
△…ダンスインザムードの今年3戦は9,18,8着。不本意な成績が続いているが,昨年はアメリカンオークス,天皇賞(秋)でいずれも2着した。能力を出し切れば圧勝しても不思議はないが,本調子にないとみて抑えまでとした。