2004年12月5日(日)

11R
2004年12月5日(日)
阪神
15:40発走

阪神ジュベナイルフィリーズ GI

芝・右 1600m 天気:
馬場:
サラ系2歳 オープン (混合) 牝 (指定) 馬齢 本賞金:6000、2400、1500、900、600万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 カシマフラワー
1 2 エリモファイナル
2 3 ラインクラフト
2 4 マイネデセール
3 5 ショウナンパントル
3 6 アンブロワーズ
4 7 ハギノコマチ
4 8 テイエムチュラサン
5 9 エイシンハッピー
5 10 ジェダイト
6 11 ミラクルコンサート
6 12 リヴァプール
7 13 クロユリジョウ
7 14 デアリングハート
7 15 モンローブロンド
8 16 コスモマーベラス
8 17 ライラプス
8 18 キャントンガール

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 17=3 17=12 17-1 17-10 3=12
綾恵 3=6 3=12 3-2 3-5 6=12
山田 18=3 18=15 18=10 3=15 3=10 15=10
たま 15=17 15=3 15=5 15=6 15=12

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はライラプス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.34.5
1番人気に推されたファンタジーS(G3)を1秒差の4着に敗退。事前の予測ほどにはペースが上がらず,スローの流れになってしまう誤算はあったが,終いの上がりは上位陣と遜色なかっただけに,位置取りの差が響いた感も否定できない。前々走のデイリー杯2歳S(G2)でも,ペールギュントの豪脚に屈するまでは勝ちもありそうな2着だったのだから,前走だけで見限るのは早計だろう。前走後も1週後には時計を出し始めており,今週の追い切りは栗東坂路で4ハロン53秒9,終い13秒3と軽快な動き。新馬戦(1400M)で阪神コースの勝利経験がある点も強調材料で,マイルへ戻る今回は前々走で見せた勝負強さを遺憾なく発揮出来るはずだ。

対抗はラインクラフト。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走のファンタジーSにおいて4馬身差の圧勝を演じたことで,一躍有力候補の仲間入りを果たした当馬。同設定の新馬戦を快勝していたこともあり,キャリア2戦目で早くも2番人気に推されていたが,実際のレースも中団好位からの早めの抜け出しで,直線半ばには大勢が決していた程であった。今週の追い切りでも前走並みには動いており,前走の圧倒ぶりからも今度は1番人気となりそうな状勢である。ただ,今回は前走の京都から阪神へとコースも替わる上,過去の当競走では人気通りの決着が極めて少なく,人気どころの過信は禁物。当馬も前走と同じ走りをゴール前に急坂のある阪神マイルで出来るかどうかは,未知数な部分が大きい。昨年の当競走にて,同じローテをたどったスイープトウショウが5着に敗れている点も気掛かりであるが,これらが杞憂に終われば無傷の3連勝も見えてくる。

単穴はリヴァプール。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走ファンタジーSでは本命馬よりも後ろの位置取りであったが,直線の追い上げで3着を確保。メンバー中でも最速の上がりを見せており,前々走サフラン賞で発揮した33秒台の末脚はダテではなかった。ここまで5走と出走経験は多い方になるが,競走成績は(2・1・2・0)と安定。今週の追い切りは,栗東CWで6ハロン82秒,終い11秒台という好時計をマークしており,連戦の疲れどころか上昇すらうかがわせる気配である。阪神での未勝利戦を3馬身半差で勝ち上がっており,サフラン賞の府中でも切れが鈍らなかったので,坂は全く問題なさそうなのはプラス。今回はテンに速そうな逃げ・先行馬が何頭か出走しており,ペースが上がればゴール前での逆転劇までも。

抑えはジェダイト。穴はカシマフラワー。

今週のワンポイントアドバイス

アンカツとのコンビ復活モンローブロンド


2歳女王決定戦「阪神ジュベナイルフィリーズ」。ジュベナイルとは2歳の意味で,フィリーズは牝馬のこと。
過去10年,1??3番人気は4,1,4連対。上位人気は不振で,6番人気以下から9頭が連に食い込んでいる。馬連3けた決着はわずか1回で,万馬券が3回も飛び出す波乱のレースになっている。
ステップはファンタジーS(G3)組が6連対でトップ,次いで札幌2歳S(G3)組といちょうS組が3連対。好相性のファンタジーS組の成績は1,7,5,5,10,1着。前走着順に関係なく巻き返しているが,他路線の14頭は1??3着。前哨戦でワイド対象になっていることが連対への条件となっている。
出走間隔は連闘1頭,2??4週13頭,2??4カ月6頭。通常ではやや厳しいと思われる2カ月以上の休養馬が6頭も連に絡んでいる。
阪神の1600Mはスタートしてすぐに2コーナーを迎える“おむすび型”のトリッキーなコース。フルゲート18頭で行われたここ4回の1??3着馬の枠順は,(9,6,4)番枠,(8,2,3)番枠,(5,13,9)番枠,(16,17,15)番枠。コースロスの少ない「1けた枠番」有利の数字が出ているが,昨年は外枠3頭で上位を占めた。
連対20頭中17頭はキャリア2??5戦。1戦馬(2頭)や6戦以上(1頭)の馬は苦戦している。勝利数は1勝馬が3連対しているがいずれも2着。2勝以上が理想か。
◎モンローブロンドが巻き返す。ファンタジーSは4馬身差2着。勝ったラインクラフトとほぼ同位置から動いたが,追い出しの遅れが最後まで響いた。前走は完敗の内容だったが,今回は阪神にコースが移り,距離も1ハロン延長。さらにデビュー戦でレコードVを決めたアンカツが鞍上に戻る。“G1ハンター”にかける。
○ライラプスは1番人気のファンタジーSが4着。スタートで挟まれ,その後も外から次々にこられ流れに乗れなかった様子だ。阪神でデビュー戦を圧勝し,2走前のデイリー杯2歳S(G2)で牡馬を相手に小差2着。マイルを経験しているのも強みで逆転するチャンスは十分ある。
▲前走ファンタジーSで後続を4馬身ちぎってG3を制覇したラインクラフト。新馬,前走と2戦とも好位から鮮やかに差し切った。現時点の2歳牝馬の完成度では抜けている。ただ,ひとつ気になるのが臨戦過程。昨年1番人気で5着に敗れたスイープトウショウと全く同じローテーション(京都・新馬1着→ファンタジーS1着)。馬券的な妙味から,ここでは3番手の評価にした。
△ショウナンパントルはデビュー戦を上がり33秒台の瞬発力で快勝,続く新潟2歳S(G3)でも33秒台の末脚で2着した。前走はイレ込みは見られなかったが,初の長距離輸送の影響か,道中少しかかり気味だった。ここ2戦牡馬相手に2,5着だが,着差はいずれも0秒2差。牝馬限定戦だけに警戒が必要だ。
△アンブロワーズは太目で新馬を快勝し,続く函館2歳S(G3)は22キロ減の馬体。一気に体が減ったが牡馬相手の重賞で堂々の勝利を収めた。休養明けでも乗り込みは十分。関東馬VS関西馬は4対16。データは関東馬不利と出ているが,実力では全くヒケを取らない。
△リヴァプールは,ファンタジーSで勝ったラインクラフトを上回るレース最速の上がりを見せた。スタートがイマイチ,直線でもモタれて追いづらい場面がありながら馬群を割って3着に迫った。距離延長は歓迎。スムーズな競馬ができれば首位争いに浮上する。

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