2004年9月26日(日)
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予想 |
実績: | ★★★★★★★ | 距離・コース: | ★★★★★★★ | 順調度: | ★★★★★★★ | 時計:良・2.00.0 |
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後に名馬と評されるタニノギムレット、クロフネが挑戦し、共に1冠に終わったNHKマイルC(G1)からダービー(G1)の過酷なローテーションを、他馬を寄せ付けることなく連勝。見事変則2冠を達成した怪物が秋に向けいよいよ始動する。8月終わりから時計を出し始め、中間の動きはかなり物足りない印象はあるが、馬体自体は仕上がっており、いきなりから地力は出せそう。全成績7戦6勝、当コースにいたっては2戦2勝とパーフェクト。脚質も自在で展開に左右されることもなく、3歳戦ならば負ける要素が全く見当たらない。次走、本番の菊に向かわず、天皇賞(秋・G1)で一線級古馬を相手にする当馬にとって、ここは負けられない一戦だ。
実績: | ★★★★★★★ | 距離・コース: | ★★★★★★★ | 順調度: | ★★★★★★★ | 時計:良・2.00.5 |
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前走のラジオたんぱ賞(G3)を、先行押し切りの強い競馬で素質馬カンパニーをクビ差退け勝利。本命、単穴馬との対戦例がなく、多少比較は難しいが、後にラジオたんぱ賞組が古馬相手に好勝負している点から、前走のレベルは決して低くないといえるだけに、ここも上位争いに加わる可能性は高い。唯一ポン駆け適性に疑問は残るが、意欲的な調教を豊富にこなしているだけに問題はなさそう。ただ、本命馬がかなり強力であることも事実で、ここは連下争いまでとしたい。
実績: | ★★★★★★★ | 距離・コース: | ★★★★★★★ | 順調度: | ★★★★★★★ | 時計:良・2.00.0 |
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朝日チャレンジC(G3)を制したスズカマンボを若葉S、京都新聞杯(G2)で2度退け、前走のダービーでは本命馬に1馬身半差の2着。本命馬には見劣るものの、3歳馬同士ならば胸を張れる実績といえる。しかし、前々走・前走共に展開利があった点は否定できず、少頭数でペースが落ち着き、前残りの可能性が高くなるここは多少評価を下げた。とはいえ、前が崩れるようなこととなれば、大駆けがあってよい実力と決め手は秘めている。
地元競馬で反撃,グレートジャーニー
菊花賞(G1)を4週後に控えた最終トライアル。阪神競馬場で行われた過去8年、連対馬は7-4、2-1、5-4、1-3、3-2、1-7、1-2、3-1番人気の組み合わせで決まった。1番人気は3勝、2着2回。2、3番人気もそれぞれ3連対と好成績を残している。96年に馬連万馬券、98年に6790円と荒れたが、ここ5年は1770円以内の配当。人気サイドで収まる傾向が強い。
ステップはダービー(G1)組が6連対と貫禄を見せる一方で、1000万下からも5頭が連対した。条件組の5頭中4頭は前走1、2着から連に絡んだが、残る11頭は前哨戦の着順に関係なく連対している。遠征馬と休養馬の比較が気になるが、出走間隔は中2週3頭、1カ月3頭、2カ月以上10頭。両者ほぼ互角の成績を残している。
NHKマイルC(G1)、ダービーを連勝したキングカメハメハ。能力は疑う余地もないが、目標を先に置いての秋始動レースだけに取りこぼしもあると見た。そこで、ここに全力投球のグレートジャーニーで勝負する。春のG1は長距離輸送の連続で、力を出し切れなかった感もある。新馬Vから4戦目でシンザン記念(G3)を制した素質馬。地元競馬で反撃しても驚けない。
キングカメハメハは2冠獲りでまさに次元の違う強さを見せた。休養明けで春の研ぎ澄まされた鋭さは見られないが、同世代相手なら断然の存在。阪神2000Mも2戦2勝。狙いが古馬との天皇賞(秋)だけにここで100%の仕上げはないと見て対抗評価にしたが、能力を出し切れば突き抜けられても仕方がない。
ハーツクライはダービーで4コーナー17番手から大外に持ち出して、上がり34秒3で追い込み1馬身半2着。追い込み一手でも、展開に関係なくしまい確実に伸びてくる末脚は魅力。ここは馬群をさばきやすい8頭立て。仕掛けどころさえ間違えなければ上位争いの一角を占める。
2カ月半と間隔の開いたケイアイガードだが、休養前に1000万下、ラジオたんぱ賞(G3)を連勝した。中でも前走はハイペースの好位追走から直線で差し切る強い競馬を見せた。一線級とは初顔合わせになるが、軽視は禁物だ。
穴を開ければメイショウハヤボシ。前走は直線の不利がすべて。完全に脚を余して3着に敗れた。菊花賞へ駒を進めるにはここで3着が絶対条件。格下でも全力投球だけに侮れない。