過去8年,連対馬は5??1,2??5,1??5,3??5,1??2,1??4,1??5,1??8番人気の組み合わせで決まった。1番人気は6連対と上々の成績で,馬連最高配当は5170円。大波乱は起こっていない。ただし,3着には7,7,4,10,5,13,4,12番人気馬が入線。伏兵馬が目白押しで,昨年の3連複は4万780円と荒れた。
開催日程が4月から6月に繰り下がったここ4年間に限ると,ステップは欅S組とかきつばた記念(交流G3)組が各3連対している。
年齢別は3??7歳上馬が2,36,35,28,24頭出走して,0,5,6,3,2連対。5歳馬が4歳馬を押さえて世代をリードしている。
ビワシンセイキで勝負する。前走は勝利実績のない左回りで,距離2300Mも不向き。それで4着なら悲観する内容ではない。ダート1400Mは8戦6勝,3着2回と底を見せていない。右回りに変わり,叩き3戦目の体調アップも見込める。鞍上が今絶好調の“アンカツ”なのも魅力だ。
末脚ならツルマルファイターが一番。前走欅Sは中団からスムーズに追走できたが,道中外を走らされ4コーナーでも大外に振られるコースロス。直線良い脚で伸びてきたが5着止まり。ただエコルプレイスがレコードで逃げ切る流れを追い込んだ競馬は次走につながるもの。前の止まる展開ならチャンスは十分ある。
ニホンピロサートは阪神ダートで8戦して,5勝,2着1回と抜群の相性を見せている。58キロの2走前が3着,59キロの前走で2着。いずれもレコード決着の中で0秒2差。斤量57キロは久々で大きなアドバンテージ。ペース次第で一気に突き抜ける。
4歳馬エイシンハンプトンは,前走東京ダート1600Mでニホンピロサートを退けてレコード勝ち。その時の斤量が55キロ対59キロで4キロ差。今回は56キロ対57キロで1キロ差に縮まるが,阪神ダートの1400Mは1,2,1,2着と底を見せていない。520キロの大型馬だけに,1キロ差でも末脚を生かせる展開になれば上位勢を脅かす存在となる。
3カ月ぶりを一度叩かれたブルーコンコルド。欅Sは久々で直線伸び切れなかったが,前の詰まる不利もあった。フェブラリーS(G1)で大外を回ってメンバートップの上がりをマークして0秒3差。また,東京コースになるがダート1400MでレコードVを決めたこともある。大駆けには警戒が必要だ。
前走ギャラントアローは13着に敗れたが,2走前の高松宮記念(G1)で2番枠からポンとハナに立って0秒2差4着に粘った。ダートは久々になるが,キャリア4戦目に1200Mで1分12秒台の時計をマークしていれば,適性には問題はないはず。単騎逃げに持ち込めるようだと,あっと言わせるシーンがあっても驚けない。