2004年10月24日(日)

11R
2004年10月24日(日)
京都
15:40発走

菊花賞 GI

芝・右・外 3000m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牡・牝 (指定) 馬齢 本賞金:11200、4500、2800、1700、1120万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 オペラシチー
1 2 カンパニー
2 3 グレイトジャーニー
2 4 スズカマンボ
3 5 ホオキパウェーブ
3 6 シルクディレクター
4 7 エーピースピリット
4 8 ケイアイガード
5 9 トゥルーリーズン
5 10 ハーツクライ
6 11 ストラタジェム
6 12 ブルートルネード
7 13 コスモステージ
7 14 ハイアーゲーム
7 15 コスモバルク
8 16 ブラックコンドル
8 17 モエレエルコンドル
8 18 デルタブルース

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 10=14 10=15 10-1 10-5 14=15
綾恵 4=10 4=15 4-6 4-12 10=15
山田 15=8 15=10 15=18 8=10 8=18 10=18
たま 10=5 10=4 10=8 10=14 10=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はハーツクライ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
始動戦の神戸新聞杯(G2)はキングカメハメハに0秒4差の3着。勝ち馬が動いた際に一緒に仕掛けたものの,反応が鈍かった分の差が着差に出ただけで,終いの上がり自体は遜色なかった点に注目したい。近年の神戸新聞杯優勝馬が本番でも連対したケースは,97年のマチカネフクキタルだけとあって,阪神2000Mで求められるものと菊の舞台で必要なものは違うということを示している。逆に差し損ねた面々の方が本番で巻き返すケースも多く,春へ施行時期が移動してからも菊の有力馬を輩出している京都新聞杯(G2)を優勝しているのは好材料。過去に馬券対象を外したのは前有利の流れで脚を余した皐月賞(G1)14着の1回だけ。今回は仮にコスモバルクが行かなくても,出来ればハナへ行きたい面子が多いので,自然とペースは上がってくれるはず。春2冠を制した2頭が出てこないのであれば,ダービー2着時に見せた強力な末脚がハマる可能性は格段に上がったと判断する。

対抗はハイアーゲーム。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
今春の実績は青葉賞(G2)優勝とダービー3着。前走のオールカマー(G2)は1番人気で4着と人気を裏切ってしまったが,休み明けに加えて古馬との初対戦,これまで良績のない中山ならば仕方ない結果か。それでも前残りの展開で着差はわずかに0秒3差だし,長距離戦での実績からも叩いての変わり身は十分にありそう。実際,1週前には美浦南Wコースで6ハロン80秒台を楽々とマークしたほどで,今週の坂路での動きも馬場の悪化を考慮すれば絶好と言えるもの。サンデーサイレンス産駒の菊花賞優勝は01年のマンハッタンカフェから御無沙汰だが,そのマンハッタンと血統構成が4分の3同じである点からも,スタミナ面での不安がなさそうなのは強調できる材料だ。京都を走ったことはないものの,阪神へ長距離輸送した経験もあり,平坦な直線は当馬の切れを生かすのに絶好の舞台設定。奇しくもマンハッタンカフェの主戦であった蛯名騎手に手綱が戻ったこともあり,春のうっぷんを晴らせるだけのお膳立ては整っている。

単穴はコスモバルク。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
3着以内が至上命題であったセントライト記念(G2)を驚愕の日本レコード更新で制覇。一旦は控えるかに思われたものの,抑えられないといった感で向こう正面でハナに立ってしまい,そのまま押し切ってしまったのだからやはり並みの馬ではない。ただ,ダービーでも惨敗の原因となった折り合いに課題が残ってしまったのは紛れもない事実。逃げて菊花賞を制した馬はセイウンスカイ以来出ていないので,淀の長丁場で逃げを打つのは,血統がスタミナ寄りでない限りは基本的に割り引きとなる。ただ,今回は北海道からの直行ではなく,栗東へ1週前に入厩,事前の京都競馬場への下見も行われており,落ち着きが出てくる可能性はありそうだ。好位で折り合えれば優勝も見えるのだが,駄目ならダービー同様の惨敗という微妙なポジションなので,今回は単穴候補までに留めたい。

抑えはホオキパウェーブ。穴はオペラシチー。

今週のワンポイントアドバイス

淀の舞台でハーツクライが春のうっぷんを晴らす


00年に開催時期が2週繰り上がり,トライアルの日程も大幅に変更された(京都新聞杯は5月に移行)。条件は一定していないが,ここでは過去10年のデータからレース傾向を見てみたい。
1番人気は3連対で,2,3番人気もそれぞれ4連対。上位人気は不振傾向にある。94??00年までは馬連万馬券がなく比較的平穏に収まっていたが,ここ3年は連続で万馬券(昨年は馬単1万7080円)が飛び出している。
連対馬の前走はG2・18頭,オープン1頭,1000万条件1頭。10月に行われたここ4回の路線別は,トライアルであるG2の神戸新聞杯組(4連対)とセントライト記念組(2連対)が好相性を示している。出走間隔は2カ月ぶりのファストタテヤマを除くと,7頭は中1??4週のローテーション。9月か10月に一度はレースに出走していた。
連対20頭中14頭が春クラシックの経験馬。うち11頭が皐月賞かダービーのどちらかで4着以内に好走している。クラシックに出走した馬なら4着以内を目途としたい。
勝利数を見ると,1勝馬の連対はなく,2??5勝以上馬が各3,10,4,2連対。3勝馬が好成績を残している。関東馬は51頭で5連対。関西馬が117頭で15連対。関西馬が勝率,連対数,連対率で関東馬を大きくリードしている。なお,地方馬はベッスルキング(95年)が参戦したが8着に敗れた。
ダービー銀メダルのハーツクライにとって距離延長は大きなアドバンテージになる。前走神戸新聞杯はキングカメハメハをマークしレースを進めたが0秒4差3着。2着のケイアイガードにも0秒2遅れたが,勝ち馬に次ぐ上がり33秒台の切れ味見せた。京都外回りコースは,春に京都新聞杯でスズカマンボを鮮やかに差し切った舞台で,ダービー2着のうっぷんを晴らす。
相手はホオキパウェーブ。日本レコードで決着したセントライト記念でコスモバルクのクビ差2着。直線グイグイと伸びた末脚は次走に期待を持たせるものだった。長くいい脚を使えるだけに距離延長は臨むところ。重賞勝ちこそないがG2で2着2回。展開ひとつで首位争いになる。
スズカマンボは朝日チャレンジC(G3)で古馬を一蹴した。53キロの軽量もあったが,スローの流れに折り合い,直線で鋭い切れ味を見せた。春にハーツクライと4戦して全て敗れているが,着差は若葉Sがアタマ,皐月賞で0秒1,京都新聞杯は半馬身,ダービーを0秒5。実績は間違いなく3歳トップクラス。距離は未知数でもチャンスはある。
ケイアイガードはラジオたんぱ賞(G3)を勝ち,前走神戸新聞杯で2着。夏を挟んでメキメキと力をつけてきた。父デヒアは短距離で良積を残しているが,距離に関係なく折り合えるタイプで,3000Mもこなせそう。好位でレースを進められる器用さもあり,先行粘りこみが狙える。
ダービー3着のハイアーゲーム。前走オールカマー(G2)で古馬に挑んで4着。レースではトーセンダンディに逃げ切りを許したが,秋初戦,4カ月ぶりの実戦でいつもより精彩を欠いていた。今回はひとたたきされた上積みがあるはず。スタミナには自信があるだけに反撃があっても不思議はない。
コスモバルクは中央の芝で6戦して,重賞3勝を含めて4勝,皐月賞2着,ダービー8着と実績は最右翼。前走セントライト記念では向こう正面で先頭を奪うと,日本レコードのスピードで押し切った。かかる気性に不安は残るが,血統的にはこなしていいはず。逃げ馬不在,マイペースに持ち込める展開になれば,98年のセイウンスカイ以来の逃げ切り勝ちに期待が膨らむ。

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