2004年5月2日(日)

11R
2004年5月2日(日)
京都
15:40発走

天皇賞(春) GI

芝・右・外 3200m 天気:
馬場:
サラ系4歳以上 オープン 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:13200、5300、3300、2000、1320万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ザッツザプレンティ
1 2 ナリタセンチュリー
2 3 ダービーレグノ
2 4 ウインブレイズ
3 5 サンライズジェガー
3 6 イングランディーレ
4 7 ウインジェネラーレ
4 8 シルクフェイマス
5 9 チャクラ
5 10 ファストタテヤマ
6 11 ネオユニヴァース
6 12 マーブルチーフ
7 13 ナムラサンクス
7 14 リンカーン
7 15 カンファーベスト
8 16 ゼンノロブロイ
8 17 ヴィータローザ
8 18 アマノブレイブリー

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 14=11 14=8 14-1 14-16 11=8
綾恵 1=14 1=10 1-6 1-7 14=10
山田 11=14 11=4 11=15 14=4 14=15 4=15
たま 16=1 16=8 16-10 16-11 16-14 1=8

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はリンカーン。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走の阪神大賞典(G2)で念願の重賞初制覇。昨年の菊花賞(G1)馬ザッツザプレンティに比べ,斤量が2キロ軽いという好材料もあったが,自分から勝負を仕掛けた競馬で制した点を高く評価したい。過去10戦で連対を外したのは,ノドの病気で手術をした影響が残っていたダービー(G1)と神戸新聞杯(G2)の2戦だけ。昨春に3連勝ですみれSを制したころに,ダービーの有力候補と騒がれていたことを思い出せば,これぐらいは走って当然とも。この中間も坂路で乗り込まれており,今週の追い切りでは4ハロン54秒2,終い13秒3を計時。相変わらず稽古駆けはしないが,気配自体は悪くなく,良い状態をキープしている様子。“平成の盾男”武豊騎手を背に,現役最強ステイヤーの称号に一番近い存在であると判断したい。

対抗はネオユニヴァース。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
今季の始動戦となった前走の大阪杯(G2)を優勝。逃げたマグナーテンが予想以上に粘る流れだったが,ゴール板までの激しい追い比べの結果は,アタマ差の先着。59キロを背負っての結果だけに,強い競馬だったことを認めるべきだろう。昨秋は3冠のかかった菊花賞で3着など,今ひとつの結果に終わっていたが,ジャパンC(G1)後は有馬記念への出走を行わず,休養に努めたことが2冠馬の復活につながったとみて良さそうだ。今回は中3週での競馬となるが,今週の追い切りでは栗東CWで6ハロン80秒,終い11秒台の好時計をマークしており,一度使ってさらなる上昇を感じさせる動きを披露。近年,大阪杯から天皇賞(春)を連勝した馬が見当たらないのは気になるが,99年の優勝馬スペシャルウィークのように,ダービー馬が順調なら菊花賞馬に逆転可能な舞台でもあり,昨秋の雪辱を晴らすには申し分ない条件がそろっている。

単穴はシルクフェイマス。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
昨夏の札幌1000万特別から前走の京都記念(G2)まで,5連勝中の上がり馬。3歳時はクラシックに縁がなかったが,前々走の日経新春杯(G2)で6馬身の圧勝を収めて重賞馬に仲間入りした。時期とレースの格こそ違うが,父のマーベラスサンデーも旧900万から6連勝をやってのけており,97年の当競走で3着に終わった父の敵討ちの機会が早くも訪れたようだ。今回は2カ月ほど間隔が開いたが,コースと坂路でしっかりと追われており,調教量の不足はなさそう。1週前に7ハロンからビッシリ追われたが,今週の追い切りも6ハロン81秒,終い11秒台と稽古は緩められておらず,ギリギリに仕上げられた感じ。ここがG1初挑戦ということで,一線級と未対戦なのは気になるものの,得意の京都外回りコースで瞬発力の勝負なら出番が回ってくる可能性も。

抑えはザッツザプレンティ。穴はゼンノロブロイ。

今週のワンポイントアドバイス

現役最強馬に王手,ゼンノロブロイ


春のG1シリーズも中盤戦に突入し,今週は現役最強馬を決める天皇賞(春)が,淀・京都競馬場で行われる。G1最長の3200Mの伝統レースに,昨年の3歳クラシック戦線を賑わせ,菊花賞(G1)で1??4着を占めた4歳4強がそろって駒を進めてきた。菊花賞上位4頭がそろって出走するのは,1958年以来46年ぶりの3回目。過去2回はいずれも菊花賞の連対馬が優勝しているが…。早速,過去10年(94年は阪神競馬場)のデータでレース傾向を探ってみたい。
1??3番人気は6,4,5連対。上位人気馬は好調で,この3頭の組み合わせで決まった馬連は7回もある。昨年こそ万馬券決着になったが,6回は3ケタ配当で残る3回も5000円以内。基本的には平穏に収まっている。
ステップは阪神大賞典(G2)組の活躍が目覚ましく9連対。次いで日経賞(G2)組5連対,大阪杯(G2)組2連対となっている。連対馬20頭の前走はすべて芝レースで,距離は2500??3000M16頭と1800??2200M4頭。前哨戦がダートや中距離からの参戦馬は減点対象としたい。
重賞実績は,優勝馬8頭がこのレース以前にG1を制覇していた。また,連対20頭中18頭がG1に出走し,うち15頭は連対経験があった。G1実績は連対への重要なファクターとなっている。
年齢別は4??7歳上馬が52,43,30,15頭出走し,それぞれ10,8,2,0連対。また,優勝馬は4歳6頭,5歳3頭,6歳1頭。スタミナの要求される持久力戦だけに,生きのいい4歳と5歳馬が活躍し,6歳以上馬は苦戦している。
関西馬は7勝,関東馬が3勝。連対数は15対5。勝利数,連対数ともに関西馬が関東馬を圧倒している。
ゼンノロブロイが巻き返す。日経賞はスタート直後に行きたがったが,すぐに折り合い流れに乗った。ただ,勝負どころで内に押し込められ動くに動けず。直線で良い脚を見せたが,クビ差まで迫ったところがゴールだった。前走は逃げ切ったウインジェネラーレの術中にはまったといえる。昨年の有馬記念(G1)はシンボリクリスエスには離されたが,リンカーンとは0秒1馬差。ザッツザプレンティに先着して3着を確保した。G2・2勝の実力,現役最強馬の資質は十分備えている。
相手は阪神大賞典でリンカーンと叩き合ったザッツザプレンティ。道中はスムーズに折り合ったが,直線決め手の差が出て2着に敗れた。スローの流れ,負担重量2キロ差のビハインドの影響もあった感。昨年の菊花賞ではリンカーン,ネオユニヴァースを一蹴して優勝しており,スタミナ勝負は望むところで逆転も十分可能だ。
シルクフェイマスは1000万条件からスタートして目下5連勝中。ここ2戦で,G2の日経新春杯と京都記念を連覇しているだけに中味も濃い。一線級とは初対決,距離未経験,G1も初出走と初物づくしで不安も多いが,底を見せてない魅力も大きい。
リンカーンは阪神大賞典で悲願の重賞初Vを遂げた。重量56キロはザッツザプレンティに2キロのアドバンテージがあったとはいえ,快勝したレース内容は高く評価できる。G1実績はないが,平成の盾男・武豊騎乗は大きな魅力だ。
2冠馬ネオユニヴァースは前走で大阪杯を快勝。盾取りに好発進を決めた。手薄なメンバーのアタマ差辛勝だったが,4カ月ぶり,59キロを背負っての勝利だけに評価していい。もともと叩いて良化するタイプ。距離克服に課題はあるが,上位勢の一角を崩す能力は備えている。
ファストタテヤマは2??3歳時にデイリー杯2歳S(G2),京都新聞杯(G2)を快勝し,菊花賞2着と京都競馬場で好成績を残している。今年2戦の京都記念,阪神大賞典では結果を出せずにいるが,勝ち馬との着差はいずれも0秒3差。得意のコース,実績のある長距離なら大駆けがあっても不思議はない。

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