過去5年のデータを参考にしてレース傾向を見てみた(一昨年は新潟の1400M)。
連対馬は2??7,10??3,2??7,7??2,1??6番人気の組み合わせで決まった。毎年,上位人気と人気薄のワンツーで,馬連は4860円,7390円,3450円,2500円,1320円。ここまでは典型的なヒモ荒れパターンで決着している。ただ,今年はハンデから別定戦になり,過去の傾向がそのまま当てはまらない可能性もある。
連対馬の前走は1000万下4頭と準オープン,オープン,G3からそれぞれ2頭。1000万下組はすべて1着馬だったが,準オープン以上は前走着順に関係なく巻き返している。ステップで強調できる路線はない。
年齢別は3??7歳馬が6,12,28,12,7頭出走して,それぞれ1,2,6,1,0連対。7歳以上の高齢馬は苦戦し,5歳馬が他世代を圧倒している。牡馬は42頭で1勝,2着4回。牝馬が23頭で4勝,2着1回。連対数は互角でも勝率で牝馬が大きくリード。新馬券「3連単」の1着軸1頭に牝馬は最適だ。関東馬VS関西馬は48頭と17頭で争い,7対3。連対率で関東馬を上回る関西馬から目が離せない。
関西馬スウィートエルフで勝負する。得意の1200M戦とはいえ,前走G3のセントウルSで0秒5差6着。3着のサニングデールとは0秒2差だった。自己条件のここは負けられない。
相手はメジャーカフェ。格上挑戦した京成杯オータムH(G3)はマイル戦で直線失速して8着に敗れた。1200Mは4勝している得意の距離で,うち2勝を中山で挙げている。準オープンに戻れば首位争いは必至。
アタゴタイショウも怖い1頭。ここ2戦のオープンで5,6着に敗れたが着差は0秒3,0秒2差。春に高松宮記念(G1)で2番手に付けて,サニングデールと0秒3差6着に粘った。こちらも自己条件だけに上位争いの一角を占める。
1000万下を快勝したロードダルメシアン。前走はトップハンデで好位から早めに仕掛けてそのまま押し切った。やや強引な競馬だったが,地力の違いを見せ付けた。昇級戦で相手は強化するが,今季の充実度なら軽視はできない。
正月競馬で1000万下,準オープンを連闘で勝ち抜いたデュアルストーリー。その後2戦で結果を出せずにいるが,4月半ぶりの前走をたたかれて太目だった馬体が絞れた。ダートから芝替わりでも時計がかかれば大駆けも期待できる。
ホシノピアスは5カ月半ぶりでもいい感じに仕上がっている。まだ,キャリア7戦の3歳馬。桜花賞(G1)で15着に敗れた以外は,すべて4着以内と底を見せていない。上がり目の見込める若駒だけに連下にはマークしたい。