過去10年(一昨年は新潟競馬),連対馬は5??8,7??5,2??3,5??2,10??2,1??8,2??1,5??1,2??1,3??8番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気同士の決着は3回と少なく,ほとんどが上位人気に伏兵が絡んでいる。馬連万馬券が2回出ているが,ここ5年では3けた配当2回を含め4600円以内に収まっている。
ステップは,ダービー(G1)組がここ6年で5連対とG1の貫禄を見せる一方で,夏に地力を付けた条件馬も12連対している。また,連対馬の前走成績は17頭が5着以内で,着外はわずか3頭。前哨戦で掲示板を外した馬は減点対象にしたい。
ひと夏を越してパワーアップしたエスユーグランドで勝負する。セントポーリア賞でダービー2着のハイアーゲームにクビ差2着。前走の駒草賞でもミスティックエイジと1馬身半差。春のクラシック戦線に乗れなかったが,潜在能力はG1級。相手なりの走りで大崩れがないのも強み。
コスモバルクは皐月賞(G1)2着,ダービー8着。春はG1に手が届かなかったが,中央の舞台で能力の高さをまざまざと見せ付けた。ホッカイドウ所属馬のため菊花賞出走はここで3着が最低条件だが,秋始動の北海優駿(旭川,ダート2100M)を勝ち,順調度でライバルたちを一歩リード。首位逆転の筆頭格に推す。
ダイワネバタは休養前にラジオたんぱ賞(G3)4着。激しい先行争いを繰り広げたが大崩れせずに0秒5差。ダートで実績を挙げていた馬が,芝で新味を見せた。スピード勝負になると苦しいが,時計のかかる馬場になれば大駆けがあっても驚けない。
エアシェイディは3戦,2勝2着1回と底を見せていない。春は骨折で9カ月の休養を余儀なくされたが,順調なら間違いなくクラシック戦線に駒を進めていた素材。久々の分評価を下げたが,能力は互角だ。
ホオキパウェーブはソエに悩ませられながら青葉賞(G2)で2着に健闘した。ダービーはそのソエの影響などで9着と敗れたが,夏を完全休養に当てて完全態勢で出走してきた。久々の実戦で戸惑わなければ上位食い込みも十分可能。
穴を出せばトゥルーリーズンか。真夏を北海道で過ごして,札幌戦を2度たたいて菊への勝負をかけてきた。まだ格下のイメージはぬぐえないが,順調度を買ってみる手はある。