実績: | ★★★★★★★ |
距離・コース: | ★★★★★★★ |
順調度: | ★★★★★★★ |
時計:稍・1.52.9 | |
今年3月、今回と同設定で行われたマーチS(G3)では0秒2差の2着。ほぼ勝ったと思われたゴール前でアンドゥオールに差されてしまったものの、トップハンデを背負っていたことを考えれば悪くない結果だ。芝のレースでも中日新聞杯(G3)優勝の実績を残しているが、ダートでも前走の群馬記念(交流G3)2着など、安定度はかなりのもの。ハンデもマーチSと同じ57.5キロで止まっており、休み明けでも勝ち負けの期待は十分持てそうだ。
実績: | ★★★★★★★ |
距離・コース: | ★★★★★★★ |
順調度: | ★★★★★★★ |
時計:稍・1.53.0 | |
前走の小倉でのKBC杯は、勝ち馬インタータイヨウから大きく離された6着に大敗。トップハンデ58キロも厳しかったが、ロングカイソウが逃げ残るような脚抜きの良い馬場に加えて、小回りの1700Mも向かなかった感。3歳時のジャパンダートダービー(交流G1)制覇、6月の帝王賞(交流G1)での3着など、タフなコンディションでこそ力を発揮するタイプなので、中山へのコース替わりは好材料。3戦3勝の1800M戦ならば、ハンデ58キロでも巻き返しに注意したい。
実績上位ビッグウルフV
01-03年は別定戦で、10、12、12頭立てで行われた。今年からハンデ戦になり傾向も多少異なるかもしれないが、過去3回のレースを振り返ってみたい。
1-3着に1-3-5、1-5-3、3-1-2番人気馬が入線した。1番人気は毎年連に絡み、2、3番人気も上位を占めている。馬連は640円、750円、800円とすべて3けた配当で、過去2年の馬単、3連複も2000円以内に堅く収まっている。ステップはエルムSから2頭が連対しているが強調する材料ではない。
年齢別は3-7歳上馬が3、7、12、8、4頭出走して、0、4、1、1、0連対。4歳馬が他世代を押さえて好成績を残している。連対馬の前走は重賞3頭、オープン1頭、条件2頭。そこでの成績は(3、4、6)着、7着、(2、1)着。条件組は前哨戦でも連に絡んでいるが、オープン以上は着順に関係なく巻き返している。決め手は先行3頭、差し2頭、追い込み1頭。逃げ馬の勝利はないが、連対6頭中4頭までが4角3番手以内に押し上げていた。小回りコースだけに追い込み一手では苦戦している。
関東馬15頭と関西馬20頭で争い3対3。連対率は互角でも優勝馬3頭はすべて関西馬が占めている。
4歳馬ビッグウルフの巻き返しにかける。交流G1で上位争いをしてきた力量馬。03年のジャパンダートダービーを制覇し、前々走の帝王賞でも3着に健闘した。このメンバーでは実績上位は間違いなく、前走惨敗を度外視して狙ってみる手だ。
相手は休養明けを2戦目のカイトヒルウインド。エルムS(G3)は直線で息が持たず5着。4カ月ぶりと早めに2番手に押し上げたのが原因だが、0秒8差なら次走につながる内容だ。中山のダート1800Mも4戦2勝、2着1回と走る。
狙って面白いのは3歳牝馬のオルレアン。前々走新潟の1000万下を50キロで逃げて後続を7馬身ちぎった。前走で交流の3歳G3を2着しての挑戦だが、今回も裸同然のハンデ49キロとなるだけにマイペースで逃げれば大駆けが期待できる。
プリサイスマシーンは芝、ダートは問わない。昨年暮れに中日新聞杯(G3)を勝ち、春はマーチS(G3)で57.5キロのハンデでアンドゥオールの2着。芝、ダートのG3で好走した。久々で評価を下げたが能力差はない。
連闘で臨んできたオースミステイヤーも怖い。前走朝日チャレンジC(G3)は芝で追走に苦労し10着に敗れたが、ダートに変われば話は別。前々走も発馬でつまずく不利を挽回して0秒3差3に巻き返した。54キロのハンデも恵まれた感。