02年の新潟開催を含めた過去10年のレースで傾向を探って見たい。
連対馬は2??1,4??1,3??5,2??7,1??3,7??8,1??3,1??2,1??4,6??8番人気の組み合わせで決まった。1番人気は4勝,2着2回と好調だが,6番人気以下の伏兵馬も5連対と健闘している。99年と昨年で馬連万馬券が飛び出したが,8回中5回は3けた決着で,最高配当も3960円と低め。堅いか荒れるかの見極めが必要だ。
連対馬の前走は重賞11頭,オープン5頭,条件4頭。路線別は関屋記念(G3)組が6連対で抜けている。出走間隔は中1??3週6頭,1??2カ月12頭,3カ月以上2頭。連対20頭中18頭は7,8月に1度は出走していた。
年齢別は3??7歳上馬が13,27,41,24,15頭出走して,2,7,6,4,1連対。4歳馬が世代をリードしている。トップハンデ馬の成績は1,2,(2,4,5),5,3,(3,11),(1,6),(2,3),(1,3),5着。連対馬は6頭でもほぼ毎年ワイド圏内に食い込む活躍を見せている。ハンデ頭からは目が離せない。
マイネルソロモンが巻き返す。前走関屋記念は外から懸命に追い込んだが0秒1差3着。スローペースにはまったが,レース最速の上がりで能力の高さを見せた。中山マイルは3戦して2勝,2着1回とパーフェクト連対。8度目の重賞挑戦で悲願のVを達成する
毎年夏場に調子を上げてくるニシノムーンライト。2走前は1400M戦でかかったが,勝ったマイネルソロモンとは0秒1差だった。前走クイーンS(G3)も積極的なレース運びを見せたが,直線粘れず4着。距離が1ハロン長かった。今回はハンデ53キロ。牡馬相手でも勝ち負けになっても不思議はない。
穴を開ければメジャーカフェ。前走は直線2頭のマッチレースになったが,最後まで相手に抜かせない勝負根性を見せた。1000万下で惜敗を繰り返していたが,ようやく勝つことに見ざめたか。良馬場ならオープンでも好勝負できる資質を備えている。
3カ月ぶりで評価を下げたが,マイネルモルゲンも怖い1頭。前走安田記念(G1)で7着といっても着差はわずか0秒4。同じ中山のマイル舞台で,ダービー卿CT(G3)を制して初重賞を手にしている。ハンデ56キロも有利だ。
シャイニンルビーは中京,札幌で7,10着。ここ2走調子がいまいちだったが,今回,美浦の南Wコースの最終追い切りで61秒台の時計を馬なりで叩き出した。中山1600Mはベストで,持ちタイム1分32秒9ならスピードも互角。復調さえしていれば,このメンバーでも上位争いになる。