2004年4月18日(日)

11R
2004年4月18日(日)
中山
15:40発走

皐月賞 GI

芝・右 2000m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:9700、3900、2400、1500、970万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 マイネルマクロス
1 2 メイショウムネノリ
2 3 コスモサンビーム
2 4 カリプソパンチ
3 5 フォーカルポイント
3 6 キョウワスプレンダ
4 7 ブラックタイド
4 8 メイショウボーラー
5 9 ミスティックエイジ
5 10 アポインテッドデイ
6 11 グレイトジャーニー
6 12 マイネルブルック
7 13 メテオバースト
7 14 ダイワメジャー
7 15 マイネルデュプレ
8 16 ハーツクライ
8 17 スズカマンボ
8 18 コスモバルク

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 18=1 18=7 18-5 18-12 1=7
綾恵 18=8 18=3 18-9 18-11 8=3
山田 18=12 18=13 18=8 12=13 12=8 13=8
たま 6=7 6=3 6-12 6-16 6-18 7=3

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はコスモバルク。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.00.5
皐月賞の出走権獲得のため,万全の態勢で挑んだ前走の弥生賞(G2)では,逃げたメイショウボーラーをアッサリ交わす完勝劇を披露。スローで楽な流れだったとみる向きもあるが,近年の弥生賞の勝ち時計で当馬を上回ったのは93年のウイニングチケットまでさかのぼる必要があり,見た目の印象以上に強い競馬だったといえよう。この中間は,外厩先である北海道のビッグレッドファームでの調整後,道営・門別競馬場へ移動。今週の追い切りはダートの本馬場にて,田部調教師を背に5ハロン67秒,終い11秒台の好時計をマークしており,満足のいく仕上がりになった。短い期間に再度の長距離輸送は大変なストレスであろうが,これまでも数々の困難を乗り越えてきた当馬なら克服してくれるはず。ラジオたんぱ杯2歳S(当時は3歳・G3),弥生賞の連勝で皐月賞を制したアグネスタキオンと同様の王道ローテーションで,地方所属馬のクラシック制覇に王手とみた。

対抗はマイネルマクロス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.59.4
好時計決着の京成杯(G3),萩Sで立役者となった当馬。その京成杯では,前半1000Mの通過が58秒というハイペースで飛ばしながらも,0秒2差の2着を確保。最後は一杯になってしまったが,大崩れしても不思議のないペースでの連絡みは価値が高い。先週のエイプリルSの勝ち時計は1分59秒1と速く,一昨年の皐月賞レコード1分58秒5まではともかく,2分を切れる絶好の馬場コンディションが維持されたとみて良かろう。となれば,当馬次第で皐月賞優勝馬が決まると言っても過言ではあるまい。過去4走の2000M戦も(0・2・2・0)と悪くない成績で,マイラータイプの多いフジキセキ産駒にしては,適性距離が長めに出たようだ。すでに陣営は再度の逃げ戦法を表明しており,絶好の1番枠もゲット。京成杯の再現は無理な話ではなく,前走の毎日杯(G3)3着で人気の落ちそうな今回は一発の期待大。

単穴はブラックタイド。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.02.2
前走のスプリングS(G2)では,後方一気の末脚で念願の重賞初制覇。先行勢が僅差で3,4着したように,前有利の展開だったにもかかわらず,1馬身差を付けて差し切ってしまったのだから,能力が完全に開花する日も近そうである。きさらぎ賞(G3)からスプリングSのローテは,昨年の2冠馬であるネオユニヴァースと同様で,デビュー2戦目に敗退しながらも,その後は徐々に力を増していったという経緯もそっくり。今週の追い切りでも,栗東坂路4ハロン51秒7,終い12秒4と好調ぶりをアピールした。ただ,前述したように今回は高速馬場が予想されるだけに,後ろから行くと思われる当馬が届くかどうかは微妙なところ。皆が本命馬をマークすることで,先行争いが激化して乱ペースとなれば出番が回ってくるはず。

抑えはフォーカルポイント。穴はマイネルブルック。

今週のワンポイントアドバイス

素質開花キョウワスプレンダV


かつては「速い馬が勝つ」と言われ,仕上がり早のスピードタイプが活躍していた。しかし,最近は連対馬がダービーや菊花賞でも連に絡むケースが多く,実力がないと上位に入線することができない。
過去10年,1番人気は5連対では信頼に足りる成績とは言えず,2,3番人気も各3連対と低調。上位人気馬は不振で,代わりに6番人気以下から6頭が連対している。
馬連は97年と02年に人気薄馬同士のワンツーで5万馬券が出たが,7回は3000円以内。荒れると極端だが,基本的には平穏に収まる傾向にある。
ステップは東西のトライアル組が連対20頭中17頭を占めている。その内訳は,弥生賞(G2)組(前走時3,2,3,2,1,3着)と若葉S組(1,5,2,4,1,7着)がそれぞれ6連対し,次いでスプリングS(G2)組(1,7,1,1,2着)5連対で続いている。該当しない3頭は毎日杯(G3・1着),アーリントンC(G3・1着),500万条件(1着)。前哨戦で掲示板を外して巻き返したのは2頭と少なく,前走5着以内が連対への目安となっている。
キャリアは連対馬19頭までが3??8戦の範囲で,94年のナリタブライアンだけが9戦。キャリア10戦以上の馬は無条件に切り捨てたい。勝ち数別はここまで1勝馬の連対は1頭もなく,2??4勝上馬が101,48,10頭出走して8,8,4連対。勝利数に比例して連対率も高くなっている。関西馬が7勝,関東馬3勝。勝ち数で関西馬が大きくリードし,連対数でも13対7と関東馬を圧倒している。
早々に逃げ宣言したマイネルマクロスが絶好の1番枠。ハナに立ちたいメイショウボーラーとの先行争いで,ハイペースは避けられそうにない。展開は差し,追い込み馬に有利と見てキョウワスプレンダの末脚で勝負する。スプリングSは後方で折り合い,4コーナー最後方から強襲し2着に食い込んだ。2歳時は前評判ほどの活躍ができなかったが,前走3カ月ぶりで人気ブラックタイドと1馬身差。期待馬の素質がようやく開花,本番に間に合った。8キロ増のトライアルを叩いて大幅に良化の見込める今回は絶好の狙い目だ。
強敵はブラックタイド。スプリングSは先行馬が一転,後方待機で一気に差し切る競馬を見せた。長く良い脚を使った前走で,改めて能力の高さを示した。まだ完成途上だが,素質開花を思わせる強い競馬。本命馬と互角の能力を持っている。
コスモサンビームは前走2コーナーで他馬と接触する不利があったが,0秒5差5着に踏み留まった。京王杯2歳S(G2)をレコードで制し,ハイペースの朝日杯FS(G1)を差し切った2歳チャンピオン。今回は叩き2戦目の上積みが見込め,G1勝ちのバルジューとのコンビも復活。上位2頭に割って入れるチャンスはある。
ホッカイドウ競馬所属で,地方馬初のクラシック制覇を目指すコスモバルクはJRA初出走でレコードV。その後も重賞2連覇で,3戦無敗の堂々の成績を誇っている。ただ,地方馬が皐月賞へ出走するには「弥生賞3着以内」が絶対条件。つまり,前走の弥生賞がピークのデキで上がり目は望み薄ということになる。しかも今回はこれまで以上にマークが厳しくなる展開で,行きたい馬も多くスローペースにはならない。さらに門別からの直前輸送で参戦とクリアーすべきハードルも多い。強さを認めてもここは抑え評価にしたい。
間隔は開いたがマイネルブルックの底力も侮れない。きさらぎ賞ではブラックタイドをピッタリとマークし,直線内から渋太く伸びて差し切った。良馬場のスピード決着になれば勝負強さと決め手を生かせる。
若葉Sを差し切ったハーツクライ。前走は内で折り合いジワジワと進出して,直線大外に回して叩き合いを制した。勝ちタイムは毎日杯よりも1秒速かったが,長く良い脚を使うタイプだけに,中山コースは減点材料。多頭数で揉まれたときの不安もぬぐいきれない。

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