99年の秋開催を除いた過去4回(01年は別定)のデータを参照した。
連対馬は2??4,2??1,1??4,1??5番人気の組み合わせで決まった。毎年,1,2番人気のどちらかが連に絡んでいるが,馬連は2700円,350円,1510円,3390円。人気馬同士の決着でも波乱傾向を見せている。
連対8頭の前走は,昨年2着のハネダレンジャーを除いて,すべて当レースと同距離のダート1800M。路線別は3連対のアクアマリンS(01年に芝マイル戦へ条件変更。今年は該当馬なし)組,2連対の内外タイムス杯組となっている。牡馬43頭と牝馬14頭で争い,5対3。連対数で牡馬が牝馬に勝っているが,率で牝馬が逆転している。年齢別は4??7歳上馬が16,23,10,8頭出走して,5,3,0,0連対。4歳馬が他世代を押さえている。トップハンデ馬は延べ4頭出走し,(4,5),(2,5),1,1着。2連勝中のハンデ頭からは目が離せない。
バアゼルキングは京都,阪神1000万条件のダート1800Mを2連勝中。スッと好位に取り付くレース巧者で,相手なりに走れる勝負強さも備えている。56.5キロのトップハンデは能力の高さの証明。昇級戦でも地力はむしろ上だ。
前走1000万条件を快勝したタイラントシチー。好スタートから4番手に付け,直線で楽々と先行馬を捕らえた。昨秋以来4カ月ぶりだったが,久々を感じさせない素軽さを見せた。7戦3勝,2着4回とここまでパーフェクト連対。底を見せていない魅力も大きい。
ストロングレオンは前走格上のマーチS(G3)に果敢に挑戦したが11着敗退,G3の厚い壁に突き返された。ただ2走前に57キロで1000万条件を差し切りV。ここは連闘策だけに,自己条件の準オープンに戻って55キロのハンデなら十分上位争いになる。
パラダイスシチーは中山の1800Mで3勝の実績。今年1月に後続を4馬身ちぎっており,重馬場の前走でも2着を1馬身半突き放した。再昇級でハンデ56キロは楽ではないが,展開ひとつで連下以上を狙える。
サンエムプラスも差は少ない。追い込み馬で展開に注文は付くが,ペース次第で終い確実に脚を伸ばしている。少頭数で流れが落ち着くと厳しいが,決め手勝負になれば一気に浮上する。