過去10年,1??3番人気は5,6,3連対。上位人気は平凡な成績だが,6番人気以下の伏兵馬も3連対と少ない。00年に馬連万馬券,昨年も7280円とやや荒れたが,3けた配当4回を含め7回は1500円未満。基本的には平穏に収まっている。
連対馬の前走は重賞6頭,オープン6頭,500万条件7頭と未勝利1頭。500万条件以上からの参戦なら問題はない。
東西対決は,関東馬98頭と関西馬38頭で争い10対10。関東馬は連対率で見劣るが,この3年に限れば1??3着を独占している。
勝利数別は1??3勝上馬が95,35,9頭出走して5,11,4連対。当然のことだが,勝ち数が多いほど連対率も高くなっている。
ダンスインザムードが無傷の3連勝で重賞初Vを飾る。新馬,2戦目の若竹賞とも終始馬なりで楽勝した逸材。兄姉がダンスインザダーク,ダンスパートナーのG1血統馬。スピード,競馬センスも抜群となれば,余程のアクシデントが起こらない限り連は外さないと見た。
フォトジェニーは前走クイーンC(G3)で3コーナー最後方から,直線鋭く伸びて0秒3差3着。キャリア2戦目とは思えない勝負強さを見せて追い込んだ。1ハロン距離は延びるが,決め手勝負の展開に持ち込めれば首位を脅かせる存在だ。
約3カ月ぶりの実戦となるヤマニンアラバスタも侮れない。G1の阪神JFは,1番枠に入って勝負どころで後退するロスがありながら,0秒4差まで追い上げた。前走ホープフルSでも後方で脚をためて,直線強襲して2着。牡馬の一線級相手に連を確保した力量馬。牝馬限定戦なら上位争いは必至だ。
ヴイプラドは前走で500万条件を勝ち上がった。抜群のスタートからハナを奪って道中マイペース。直線に入ると後続の追撃を断ち切って鮮やかに逃げ切った。前々走は道悪馬場にスピードを殺されたが,良馬場なら大駆けが期待できる。
この距離を勝っているメイショウオスカル。前走クイーンCは逃げていっぱいになり4着に敗れたが,前々走のエルフィンSでは好位の2番手から追走し,マルターズヒート(先週のフィリーズレビュー(G2)で2着)の2着と好走した。折り合って先行できれば,上位に食い込めるチャンスはある。
穴を出せばピュアブラウンか。前走クイーンCで4コーナー最後方から直線一気に追い込んで4着。休養明けでも地力のあるところを見せた。叩き2戦目で上積み十分。はまれば一発が決まる。