過去10年,1??4,2??4,7??4,6??1,1??2,2??1,3??2,13??9,2??12,1??13番人気の組み合わせで1,2着した。前半は比較的平穏に収まっていたが,ここ3年は2けた人気馬が連続で連対。馬連はすべて万馬券決着となっている。波乱の片棒を担いだ3頭は,いずれもダートをステップに参戦。穴狙いなら前走ダート組ということになる。
連対馬の前走は重賞8頭,オープン6頭,500万条件6頭。そこでの成績は重賞組なら着順を問わないが,オープン組と500万条件組なら前哨戦で1,2着していることが望ましい。路線別は5連対のアーリントンC(G3)組に注目したい。
牡馬121頭と牝馬30頭で争い15対5。連対数で牡馬がリードしているが,率で牝馬が逆転している。3歳短距離戦は外国産馬が強い傾向にあるが,このレースも優勝馬10頭中9頭が外国産馬。1??3着独占も7回あり,外国産馬の天下になっている。
外国産馬ウェディングバレーで勝負する。菜の花賞は1番人気を裏切ってクビ差2着。出遅れて前半に脚を使った分,ゴール前の差し切りを許した。中山1200Mはダートを含め4戦3勝,2着1回と得意。先手を取って行き切る競馬になれば,牡馬相手でも初重賞Vのチャンスだ。
相手にタイセイブレーヴを抜擢する。前走はハナを奪って軽快に逃げたが,直線差されて0秒3差2着。58キロを背負って2馬身差なら上々の粘りだった。1ハロンの距離短縮は好材料。スピード勝負は臨むところだけに,芝替わりも大歓迎だ。
3カ月ぶりとなるタイキバカラ。芝でデビュー戦を快勝し,前走ダート1400Mをレコードで制した。出走間隔は開いたが,潜在能力は相当高そう。好位で折り合うレースができれば,無傷のV3で重賞奪取も可能だ。
ナムラビッグタイムは1200Mで5戦3勝。福島のオープンをレコードで逃げ切り,前走京都では好位で折り合い直線鮮やかに差し切った。スプリンターの資質は十分。4カ月ぶりの実戦に戸惑いが出なければ,首位戦線に食い込んでも不思議はない。
ハリーズコメットはダートの500万条件を前走勝ち上がった。平場からいきなりG3で格下に見えるが,昨夏にオープンの芝1200Mで連続2着した実績がある。人気はないが,連下には抑えておきたい。
穴を出せばルタンティールか。前走は好位の内から追走,直線で前が開くとあっさりと抜け出した。勝ち時計は目立たないが,好センスの競馬を見せた。混戦になれば出番はある。