過去10年,連対馬は4??7,4??1,11??2,4??6,3??2,9??1,5??4,4??8,1??3,3??14番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気は3,2,3連対と上位人気は不振。代わりに6番人気以下から6頭が連対している。
馬連は万馬券2回を含む5000円以上が5回。牝馬限定戦らしく波乱傾向を示している。
連対馬の前走は,連対20頭中18頭まで重賞。ステップは3勝,2着4回の京都牝馬S(G3)組がトップで,3着にも3回食い込む活躍を見せている。
年齢別は4??7歳上馬が61,47,23,5頭出走して,それぞれ7,10,3,0連対。7歳以上の連対はなく,5歳馬が連対数,率で他世代をリードしている。
トップハンデ馬は延べ14頭出走して,4,8,2,9,4,11,3,2,5,7,4,2,1,6着。11頭が3番人気以内に支持されていたが,1勝,2着3回。ハンデ頭はアテにできない。
ハッピーパスが引退に花を添える。前走の中山記念(G2)は8着に敗れたが,牡馬の強敵相手だったG2戦のレコード決着なら悲観することはない。暮れの阪神牝馬S(G2)でファインモーションのクビ差2着,京都牝馬Sは57キロを背負って半馬身+1馬身差3着。牝馬G3戦なら能力上位は明らかだ。
相手は復権をかけるピースオブワールド。暮れの阪神牝馬Sでファインモーション,ハッピーパスに次ぐ3着。1番人気の京都牝馬Sは6着と敗れたが,直線荒れたインコースを走ったのが末脚を鈍らせたか。無傷の4連勝で阪神ジュベナイルF(G1)を制した大器。力を出し切れば女王復活は間違いない。
逃げて準オープンと小倉大賞典(G3)を連勝したメイショウバトラー。前走51キロから53キロに重量が増えて,メンバー強化でマークも厳しくなるだろうが,先手を取ってマイペースで行けば,そう簡単には止まらない。
チアズメッセージは前走好位で脚をため,直線馬群をさばいてゴール前できっちりと差し切った。暮れから2連勝中で今季は絶好調。自在の脚をうまく使えれば,上位争いに食い込む能力を備えている。
ローズバドは,前走の京都金杯(G3)で牡馬相手に苦戦したが,エリザベス女王杯(G1)で後方から追い上げたように,末脚の確かさは証明済み。先行争いの激しい流れで直線勝負になれば,55.5キロでも差し切るシーンは十分ある。
大駆けがあればオースミコスモか。前走の小倉大賞典は,後方追い込み馬が前走好位につける競馬で2着を確保した。1800Mは6戦2勝,2着1回と得意の距離。今回,コース熟知している蛯名に手替わりする魅力も大きい。