過去10年,連対馬は4??2,1??2,2??3,3??4,2??3,2??1,1??4,1??2,4??2,2??4番人気の組み合わせで決まった。1番人気は4連対と不振だが,2番人気が8連対とそれをカバーしている。また,連対20頭全てが4番人気以内で,伏兵馬の出番はない。馬連(01年は枠連)は3けた配当5回と1090??3100円。少頭数で争われる年が多いこともあるが,波乱度は低い。
ステップは朝日杯FS(G1)組ときさらぎ賞(G3)組が3連対。2連対で京成杯(G3)組,ラジオたんぱ賞2歳S(G3)組,こぶし賞組などが続き,路線別は混戦模様となっている。連対馬の前走成績を見ると,20頭中19頭が1,2着馬。ダート・芝・クラスを問わず,前哨戦で連に絡んでいることが連対への条件となっている。
出走間隔は中2週??1カ月半が14頭と2カ月??3カ月6頭。レース間隔の開いた6頭中,5頭は朝日杯FSか,ラジオたんぱ杯2歳Sから参戦していた。この2路線以外でひと息入っている馬には減点が必要か。
勝利数別は1??3勝上馬が29,70,23頭出走して1,13,6連対で,1勝馬は苦戦中。一方,3勝以上馬の連対率は26.1%と高く,軽視できない存在となっている。
メイショウボーラーで勝負する。朝日杯FSはかかり気味にハナへ。前半飛ばした分,ゴール前でクビ差かわされて2着になったが,外枠不利(15番枠)の中山マイルで,敗れて強しの内容だった。2000Mに距離不安もあるが,今回は過去4戦全勝と,この馬を手の内に入れている福永が鞍上に戻る。コーナーを4回回る中山コースなら,スピードで押し切れる。
コスモバルクは2走前の百日草特別で逃げて上がり34秒3をマークしてレコードV。前走もマイペースで,直線後続に並ばれると,そこからもうひと伸びしてラジオたんぱ杯2歳Sを制覇した。逃げて連勝しているが,ハナにこだわらなくてもいいタイプ。皐月賞出走には3着以内が絶対条件。全力投球だ。
フォーカルポイントは,京成杯を大外から鮮やかに差し切った。勝ち時計は,同開催の中山金杯と同タイムと優秀。中山2000Mをすでに経験しているアドバンテージも大きく,先行したい馬が多いだけに展開も向きそうだ。
ハイアーゲームは前走セントポーリア賞で後方待機,勝負どころから徐々に追い上げて直線楽に抜け出した。500万条件とはいえ,上がり33秒台は特筆もので,前々走ラジオたんぱ杯2歳Sでも34秒台の末脚をマークして3着に突っ込んだ。末脚勝負にかければ,初重賞Vが手に入る。
2カ月ぶりのグレイトジャーニー。前走のシンザン記念(G3)はマイペースで逃げ,4コーナーで後続を引きつけると,直線でもうひと伸びしてスピードで押し切った。皐月賞馬の半弟で距離延長には問題ない。初の一線級が相手になるが,どこまで頑張れるかここが試金石になる。