過去5年,連対馬は1??3,5??1,7??3,5??2,5??3番人気の組み合わせで決着した。上位人気馬の成績はパッとしないが極端な人気薄馬の食い込みもなく,馬連は990円,1230円,6540円,2150円,3590円。毎年フルゲート16頭立てでも万馬券は出ていない。連対10頭中8頭が前走5着以内。芝,ダートに関係なく前哨戦で掲示板を確保していることが連対への条件となっている。
世代別は4??8歳馬上が3,3,3,1,0連対。4??6歳馬が連対数で並んでいるが,率を見ると5歳馬が一歩リードしている。関東馬65頭と関西馬15頭で争い9対1。牡馬と牝馬も9対1になっている。
バリオスを狙い撃ちにする。前走ガーネットS(G3)は前半32秒8と芝並みの時計で飛ばし,直線渋太く粘って7馬身差4着。同型馬はいるが,重賞戦で見せた速力を出し切ればスピードの違いで押し切れる。
相手はジャズアップ。ダート1800Mの前走で8着に敗れたが,2走前の1200Mでは中団待機から徐々に仕掛けて0秒6差4着。この距離は3戦1勝,2着1回と底を見せていない。ハンデ54キロも恵まれた。
デュアルストーリーは前走1000万条件で後続を4馬身離して圧勝した。昇級戦になるがダート1200Mは2勝2着1回とパーフェクト連対。休養明けから連闘だが,軽量53キロなら首位戦線に十分食い込める。
トーホウメドゥーサは現級2勝の実績馬。長期休養明け3戦とも大崩れせず安定した成績を残している。前走は少し前に行き過ぎて直線の末脚が甘くなった。中団で脚をためる競馬ができれば十分首位争いになる。
オルターネイティヴも暮れの1000万条件を勝って参戦する。前走は牝馬限定戦とはいえ,2番手から楽な手応えで直線抜け出した。今の中山は砂が深く時計がかかるが,500キロ近い大型牝馬だけにパワー勝負でも不安はない。
前走は降雪の影響で予定外のダート戦となったダイワフォーチュン。初経験だったが好ダッシュでハナを奪って直線でも上々の粘りを見せた。今回,同型馬が多く,もまれると不安だが,マイペースで行き切ればおもしろい。