ここ2年別定戦で行われていたが,今年はハンデ戦に戻る。過去5年(02年は東京開催),連対馬は3??1,5??7,2??1,3??6,1??4番人気の組み合わせで決まった。馬連は640円,4110円,280円,3140円,990円。出走頭数が12,14,10,12,11頭立てとやや少ないこともあり,万馬券などの高配当は出ていない。
連対馬の前走は重賞5頭,オープン4頭,1000万条件1頭。そこでの成績は重賞が7??12着で,オープン以下は2??4着。重賞以外からの参戦馬は前走4着以内が連対への条件となっている。
年齢別は4??7歳以上馬が1,3,5,1連対。4歳馬と7歳以上馬が苦戦している。牡馬51頭と牝馬8頭で争ったが,連対馬は全て牡馬。関東馬は34頭出走して1勝2着5回,関西馬は25頭で4勝。関西馬が勝率でリードしているが,連対率で関東馬が逆転している。
ベストの距離でミッドタウンが巻き返す。前走は道悪と距離不足に泣かされて5着と敗れたが,1600Mは5戦して4勝。昨年2??3月にかけて準オープン,オープンと連勝したように冬場好走した実績もある。中山コースも5戦5勝と負け知らず。Vチャンスと見た。
相手はゴッドオブチャンス。京都金杯を除外となったが引き続き状態は好調だ。前走は道悪で8着に敗れたが,G2勝ち,G3・2着と実績ではここでも互角以上。道中脚をためて直線の追い比べに持ち込めれば逆転まである。
距離短縮でマイネルモルゲンも侮れない。ここ2戦は1800M戦と積極策が裏目に出て敗退しているが,4走前に阪神のマイルで後方待機から上がり33秒台の末脚で差し切っている。展開ひとつで首位争いの一角に浮上する。
ユキノサンロイヤルは前走ディセンバーSで2着に粘った。好位2番手につける積極策が,スローの展開でいい結果を生んだ。前走より3キロ減のハンデは有利。軽量を生かし切れば上位争いに食い込める。
マイネアイルは阪神牝馬S(G2)でファインモーションの5着に健闘したレース内容が光る。6歳牝馬で大きな変わり身は期待できないが,マイルの流れに乗り切ればこのメンバーでも遜色ない。
穴を出せばコスモインペリアルか。1600Mは朝日杯フューチュリティS(G1)以来となるが,この距離で2勝しているマイル巧者。持ち時計がないだけに良馬場では出番がないが,馬場が渋るようだと連下にマークしておきたい。