ダート2100Mのハンデ戦で行われた00,01,03年の3レースを参照にした。
出走頭数は16,10,9頭立て。1??3着馬は9??7??6,4??3??1,1??4??3番人気の順で入線した。上位人気馬の成績はパッとせず,馬連は1万2880円,1780円,830円。伏兵馬の台頭を警戒したい。ステップは東海S(G2・ダート2300M)組が5連対で,別路線組を圧倒している。そこでの成績は5,12,7,3,3着。G2戦では勝ち切れなかった馬が,オープンに条件が下がって巻き返していることに注目したい。
年齢別は4??7歳上馬が9,11,9,6頭出走して2,1,3,0連対。スピードだけではなく,スタミナを求められるダート長距離戦で7歳以上の高齢馬は苦戦している。関東馬18頭と関西馬17頭で争って1対5。関東馬は地の利を生かせず,関西馬が大活躍している。ここまで牝馬は4頭出走したが,3着が最高成績となっている。
出走35頭のハンデは48??57キロの範囲。1,2着馬6頭の斤量は,(52キロ,53キロ),(55キロ,54キロ),(56キロ,53キロ)。昨年ディーエスサンダーがトップハンデ56キロで優勝したが,00年は8着,01年4着。ハンデ頭が人気になるようなら思い切って切り捨てたい。
ウララハクテンは,2走前に東京ダート2100M(1000万条件)を快勝した。前走は除外で芝レースに回ったが,58キロの斤量で0秒6差なら上々。全4勝中3勝をダートで上げている砂巧者。軽量52キロが魅力で,連闘をかけてきたここを見逃す手はない。
相手はメイショウキオウ。エプソムC(G3)とのダブル登録からここに出走してきた。3走前に中京記念(G3)を逃げ切り,前走の新潟大賞典(G3)で0秒2差5着。好成績の芝重賞からダートに矛先を変えるには,それなりの勝算があるはず。警戒が必要だ。
ペルフェットはまだ準オープン馬。このメンバーでは格下だが,前走東海Sを57キロで1秒2差7着と好走した。メンバーは楽ではないが,軽ハンデ53キロ,得意の左回り,長距離戦と好材料もそろった。前2走は早めに動いて末脚が甘くなったが,道中じっくり脚をためて直線にかければチャンスはある。
出走間隔は開いたがイサオヒートを3番手にあげる。平安S(G3)で強敵タイムパラドックスの0秒4差4着の力量なら,ここでも十分通じる。東京ダート2100Mで準オープンVがあり,鉄砲実績も3,2,2着。ハンデ55キロなら侮れない。
ビッグウルフは大井のジャパンダートダービー(交流G1)を制覇した。このメンバーに入ると実績上位は明らか。5カ月半ぶりで狙いを下げたが,決め手の鋭さから東京コースは合うはず。能力を出し切ればあっさりのシーンもある。
穴を出せばブイロッキーか。前走東海Sは14着に大敗したが,出遅れて流れに乗れなかった2,3走前で0秒6,0秒8差。国際舞台のフェブラリーS(G1)でも0秒9差の実績があり,展開がはまれば大駆けが期待できる。