2004年5月23日(日)

11R
2004年5月23日(日)
東京
15:40発走

優駿牝馬 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
稍重
サラ系3歳 オープン 牝 (指定) 定量 本賞金:9700、3900、2400、1500、970万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 スイープトウショウ
1 2 セカンドノホシ
2 3 ラグレスロマニー
2 4 ドルチェリモーネ
3 5 ダンスインザムード
3 6 ヤマニンアラバスタ
4 7 ヤマニンシュクル
4 8 アズマサンダース
5 9 ギミーシェルター
5 10 フレンチアイディア
6 11 メイショウオスカル
6 12 ウイングレット
7 13 ダイワエルシエーロ
7 14 マルカフローリアン
7 15 レイナシンフォニー
8 16 グローリアスデイズ
8 17 レディインブラック
8 18 シルキーフレンド

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 5=8 5=6 5-7 5-9 8=6
綾恵 5=7 5=8 5-2 5-12 7=8
山田 11=16 11=5 11=8 16=5 16=8 5=8
たま 8=5 8=7 8-1 8-9 8-16 5=7

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はダンスインザムード。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
1冠目の桜花賞(G1)を当馬が無敗の4連勝で制覇したことで,混迷の様相だった3歳牝馬の相場は一変。前走は,関東からの長距離輸送,阪神未経験などの不安材料から,厳しい戦いを強いられるとみる向きもあったが,終わってみれば好位からの抜け出しで2馬身差の大楽勝。昨年の3冠馬スティルインラブの桜花賞レコードを0秒3更新するオマケも付いた。前走後は短期放牧に出されていたが,帰厩してからはコースと坂路で乗り込まれて順調に推移。先週,今週と2週続けて武豊騎手を背に追い切られたが,今週は美浦南の芝コースで6ハロン86秒,終い12秒台を馬なりで出すほどの充実ぶり。2400Mもの長丁場は初めてだが,それは他馬も同様だし,全兄に菊花賞馬ダンズインザダーク,全姉に平成7年の当競走優勝馬ダンスパートナーがいる血統背景からも,桜花賞のマイルよりは中長距離戦でこそ最大限に能力が発揮されるはず。無敗での2冠達成は濃厚と判断したい。

対抗はアズマサンダース。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
桜花賞で本命馬に圧倒的な差を見せつけられているだけに,他馬の逆転は容易ではなさそうだが,2着に健闘した当馬にはまだ資格がある。未だ1勝しかしていないものの,これまで連を外したのは本調子になかった阪神JF(G1)の6着だけで,3度の重賞連対のみで本賞金を3650万にまで加算したのだから,並の馬でないことは確か。今週は坂路で軽めに調整されたが,1週前にCWコースで6ハロン81秒台で一杯に追われており,関東への輸送も考慮しての調教であろう。母・オースミシャインはスプリンターズS(G1)での4着など,短距離で実績を挙げたが,1800Mの中山牝馬S(G3)での2着,オークスで7着と距離はある程度融通が利いていたので,延長に対応できる下地はある。札幌6ハロンの新馬戦を逃げ切った直後に,札幌2歳S(G3)でスローペースの中で折り合えたように,気性面での不安がないのも心強い。逆転まではともかく,ここでも好勝負は間違いなさそうだ。

単穴はヤマニンアラバスタ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走の桜花賞では1秒2差の9着に敗退しているが,内目の2番枠で出遅れてしまい,最後方からの競馬を余儀なくされたことが全て。それでも大外を回して直線では良い伸びを見せていただけに,この一戦だけで評価は下げられまい。前々走のフラワーC(G3)で本命馬に0秒2差の2着,中山2000M戦のホープフルSで2着の結果からも,距離は延びてこそ良さそう。父・ゴールデンフェザントは平成3年のジャパンC(G1)優勝馬で,母・ヤマニンリコールも長距離戦を得意にしていただけに,オークスでこその血統構成。府中マイルの500万特別を勝ち上がっていることも好印象で,スタミナ生きる展開ならば一発の期待までも。

抑えはヤマニンシュクル。穴はギミーシェルター。

今週のワンポイントアドバイス

距離延びて逆転,アズマサンダース


注目は4戦4勝で樫の女王に挑むダンスインザムード。桜花賞に続いて1番人気を背負うことは確実。優勝すれば1957年のミスオンワード(7戦7勝)以来47年ぶり,史上2頭目の無敗2冠が誕生する。また,姉ダンスパートナーもオークスを制覇しており,勝てば史上初の同一クラシック姉妹制覇の偉業達成となる。果たして,新ヒロインの誕生はなるのか。過去10年のデータを参照してレース傾向を見てみたい。
1番人気は2勝,2着1回と不振で,2,3番人気も4,1連対。上位人気は散々の成績で信頼度は低い。馬連が上位3番人気の組み合わせで決着したことはなく,3けた配当も一度も出ていない。一方,2けた人気馬3頭を含める6番人気以下の人気薄馬が6頭も連に絡んで,万馬券が3回飛び出している。「1番人気の勝率は2割」は,ダンスインザムードにとって気になるデータだ。
桜花賞からの直行馬が13連対とG1の貫禄を見せて,忘れな草賞とフローラS(G2)が3連対で続いている。桜花賞組の前走成績は1??12着。前哨戦の着順に関係なく巻き返しているが,別路線組は3着以内が連対への条件になっている。
勝利数は連対馬の90%(18頭)が2勝以上。1勝馬の連対はダンスパートナーとエアデジャヴーだが,2頭は桜花賞で2,3着の実力馬だった。2勝馬は9連対,3勝馬8連対,4勝以上1連対となっている。
関東馬は4勝2着2回,関西馬が6勝2着8回。関西馬が関東馬を圧倒し,3着10頭もすべて関西馬で占めている。
アズマサンダースの末脚にかける。桜花賞は好位追走から直線追い込んで2着。瞬発力でダンスインザムードに劣ったが,素質と能力の高さは十分見せつけた。距離延びて決め手を発揮できるタイプ。直線の長い東京なら逆転できる。
ダンスインザムードは,前年の3冠馬を上回るレコードタイムで1冠をもぎ取った。ダービー出走を検討していたが,確勝を期してここに参戦してきた。血統から距離延長に問題はないが,不安材料もある。前走マイルで繰り出したあの豪脚を2400Mで再び使えるかどうか。また,今回は17頭に徹底的にマークされる厳しい立場。あっさり勝たれても仕方ないが,馬券的な妙味も薄いここは2番手評価とした。
直線の長い府中でヤマニンシュクルが巻き返しを狙う。桜花賞は直線で良い脚を見せたが,ペースが落ち着いて先行有利の流れ。前の馬にあの脚を使われては仕方がない結果か。昨年の2歳女王でマイル1勝,1800M戦で2勝の実績。世代トップの地力を秘めていることは間違いない。
能力ならスイープトウショウも互角。桜花賞はスタートで後手に回るアクシデント。内の4番枠で思うように動けなかったが,直線後方から追い込んで0秒9差なら悪くない成績。相変わらずゲート入りとスタートに課題は残るが,大駆けしても驚けない素質を秘めている。
ギミーシェルターは,桜花賞で14キロ減っていた馬体が前走で12キロ戻った。長くいい脚を使える馬で府中コースでは2,1,2着。大幅馬体減の桜花賞でも末脚鋭く伸びたように,地力は間違いなく一級品。祖母はオークス馬で,全兄ペインテドブラックは青葉賞(G2),ステイヤーズS(G2)を勝っている。血統的な魅力な裏付けも十分ある。
グローリアスデイズはフローラS2着で本番への切符をガッチリと手にした。前走は好位の外で流れに乗って直線ジワジワと差を詰め,ゴール前はハナ差まで追い詰めた。スタミナ勝負の東京コースへの適正は高い。

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