今週はG1の狭間で,土曜メーンは準オープンの芝2000M戦。頭数も9頭立てで,ややさびしい一戦となった。データは同条件で行われた過去5回の府中Sを参照にした。
出走頭数は16,16,12,11,9頭立て。連対馬は1??5,1??3,7??2,5??8,2??1番人気の組み合わせで決まった。馬連は1690円,680円,2290円,1万230円,370円。02年に1,2番人気が連から消えて馬連万馬券が飛び出したが,4回は2500円以内。大半は平穏に決着していた。
連対馬の前走は重賞,オープン各1頭,準オープン6頭,1000万条件2頭。そこでの成績はオープン以上が3,7着で,準オープンは2??4着。1000万条件の2頭は前走1着だった。路線別は湾岸S(芝2500M)から3頭が連に絡んでいるが,今年はこの組からの出走馬はいない。
年齢別は4??7歳上馬が23,23,13,5頭出走して,6,3,1,0連対。優勝はすべて4歳馬で,年齢が上がるほど苦戦する傾向を見せている。
牡馬VS牝馬は,54頭と10頭で争い8対2。牡馬は連対数で牝馬を大きくリードしているが,率で牝馬が逆転。出走数は少ないが,牝馬から目が離せない。
関東馬は44頭で6連対,関西馬が20頭で4連対。連対率は13.6%と20.0%。長距離輸送を覚悟で東上する関西馬は侮れない。
オペラカスタムの末脚にかける。前走烏丸Sは道中後方からの追走となったが,直線に入ると鋭く伸びて3着。昇級初戦で早々にこのクラスにメドを立てた。瞬発力比べでは分が悪いが,長く良い脚を使えるタイプ。東京コース向きの脚質で,距離2000Mも合う。
相手にアサクサキニナルを推す。メイSは中団から追走する理想の競馬になったが,スローペースと速い上がりに末脚を封じられて0秒7差の6着に敗れた。追い込み馬で流れに左右される面はあるが,準オープンでは安定勢力。展開次第で首位争いになる。
一度使われたロードフラッグが急上昇している。前走はスタートが決まって一気にハナに立ったが,すぐに折り合い2番手。楽な手応えで直線を迎えたが,追ってから意外に伸びず5着。6カ月ぶりの実戦が微妙に影響したか。新装の東京コースでは4,1,2,3,5着。積極策なら今度は勝ち負けになる。
2カ月ぶりでも地力上位のタイキアルファ。昨年暮れから休養し,前走メイズイMで好位から楽に抜け出して快勝した。昨秋のセントライト記念(G2)は6着に敗れたが,着差は0秒2。着順ほど大負けはしていない。スピード勝負に課題は残るが,素質的にはこのメンバーでも互角。
オトコノユウジョウは,昇級後3戦で6,4,2着。あとひと押しが利かず勝ち切れずにいるが,着差は0秒4,0秒2,0秒2。良馬場では苦しいが,時計のかかる競馬になれば首位争いに浮上する。