芝2000M戦に変わりはないが,99年は準オープン,昨年は中山競馬場で行われた。ここでは過去5回のデータを参照した。
1??3着に1??7??8,1??2??4,3??5??2,4??1??5,3??2??1番人気馬がゴールした。99年の2,3着馬を除くと,上位3頭はすべて5番人気以内。伏兵馬の台頭の余地は少ない。
馬連は1560円,580円,3120円,1140円,590円。16,11,10,14,9頭立てと出走頭数も少ないこともあり,波乱は起こっていない。
オープンで争われたここ4年,連対馬の前走は,重賞7頭,1000万条件1頭。路線別は中山金杯4連対,アメリカJCCが2連対となっている。関東馬VS関西馬は6対2。関東馬が優勢に戦いを進めている。
ユキノサンロイヤルは,アメリカJCC(G2)で後方待機から直線馬群を割って,ハナ+1馬身差の3着まで追い込んだ。57キロの重量を背負って実績のない2200Mを克服,距離不安を一掃した。7歳馬でも末脚の切れは全く衰えを見せていない。小粒なメンバーのオープン特別でVチャンスとみた。
ヤマノブリザードは前走,ディセンバーSで大外から追い込んで3着。休養明けのここ2戦は冴えないレースを繰り返していたが,スタートで後手を踏みながらも0秒1差に迫った。使われながらようやく復調したようで,東京コースは青葉賞(G2)3着の舞台。ペリエとのコンビ続行で参戦するのも見逃せない。
チアズブライトリーは2000Mを6戦3勝と得意にしている。前走2400Mの日経新春杯(G2)は好位に付け,良い手応えで直線を迎えたが,追ってからいつもの伸びが見られなかったのは,距離が少し長かったか。1800??2000Mで5勝を挙げている中距離ランナー。適距離に戻って反撃があっても驚けない。
エルカミーノは中山金杯(G3)4着。いつものような末の切れが見られなかったが,レースで集中力を欠いていたことも大きかった。東京は準オープンで2着している舞台。直線の長いコースが得意なだけに軽視は禁物だ。
小倉大賞典(G3)への登録をやめて,ここに回ってきたカナハラドラゴン。東京の芝では5戦して4連対と抜群の成績を残している。ここ2戦は13,6着と掲示板を外しているが,巻き返す底力は十分秘めている。
アグネススペシャルは前走内々をうまく回って,直線でも良い脚で伸びて4着に健闘した。昨年のアメリカJCCで3着するなど,もともと実力のあった馬。人気は落としているが復調気配を見せたとなれば,連下には抑えが必要だ。