同条件で行われた過去3年は,14,14,15頭立て。連対馬は1??3,1??2,6??9番人気の組み合わせで決まった。1番人気が勝った2回は,馬連570円,390円と堅く収まったが,昨年は伏兵馬同士の1,2着で9330円と荒れた。ただ,1番人気は4着に敗れたとはいえ,勝ち馬とはハナ,半馬身,クビ差。1番人気は大崩れしていない。
連対馬の前走は1000万下5頭,500万下1頭。そこでの成績は2,4,3,5,5着と1着。全馬前走で掲示板を確保している。路線別では目立った傾向は出ていないが,連対馬6頭は前哨戦でダート1700??1800Mの中距離戦をステップに参戦している。
年齢別は3??7歳上馬が6,10,15,8,4頭出走して,2,4,0,0,0連対。真夏の戦いのせいか高齢馬に元気がなく,若い3,4歳馬が活躍している。
牡馬36頭と牝馬7頭で争い6対0。夏に強い牝馬もパワー勝負のダート戦で,ここまでは苦戦している。関東馬は40頭で5連対,関西馬が3頭で1連対。連対率で勝る関西馬には警戒が必要だ。
ゲンパチコジーンは前走スローの流れに泣き,追ってからも内にモタれ力を出し切れず5着に敗れた。ここは少頭数でも,ウッドカッターが逃げてハウンドコップが早めに絡むハイペースの展開。末脚勝負になればV濃厚だ。
4週前の麒麟山特別で見事な逃げ切り劇を見せたウッドカッター。スローに落として単騎で楽々と行けたのが勝因だろう。今回も前走同様に積極的なレースを見せるはず。58キロでも後続の仕掛けが遅れれば連勝のチャンスだ。
ロングオベリスクは新潟で3戦して1勝,2着2回。前走の麒麟山特別もウッドカッターが逃げ切るペースで,外から追い込んで2着を確保した。斤量は前走据え置きの57キロ。上位2頭をまとめて差し切る末脚を秘めている。
ハウンドコップは前走単騎で逃げたが,後続に早めにこられて7着に敗れた。芝,ダートを問わないタイプで,昇級後のここ2戦は勝ち馬と0秒5,0秒9差。今回は同型馬がおり楽な展開は望めないが,流れ込みには警戒したい。
穴を出せばエスユーガーデン。5カ月ぶりの前走は7着に敗れたが,休養前は準オープンに籍を置き,昨年暮れに当級Vの実績もある。一度たたかれて大駆けがあっても驚けない。