左回りコースに改修された過去3年で見てみたい。
01,02年は別定戦で15,12頭立て。昨年は17頭立てのハンデ戦で行われた。1??3着に2??5??4,2??9??3,2??4??6番人気馬が入線した。1番人気は1勝を挙げているものの2度は7,7着。勝つか着外の極端な成績を残している。馬連は1720円,2020円,3790円。3ケタ配当はなく波乱傾向を示している。また,ここ2年の馬単は2410円,6500円。3連複が4830円,1万1340円とこちらも高配当が出ている。
連対馬の前走は1000万下5頭と500万下1頭。そこでの成績は4,3,7,11,8着に1着。当級組は前走の着順を気にする必要はないが,500万下組は前哨戦を勝って連対している。路線別では豊栄特別から2頭が連に絡んでいるが,ステップを特定するには今しばらく時間が必要だ。
年齢別は3??7歳上馬が11,5,14,9,5頭出走して,3,1,2,0,0連対。6歳以上の高齢馬が苦戦している。牡馬32頭と牝馬12頭で争い,5対1。夏に強い牝馬の活躍はここまで見られない。関西馬は6頭出走して2勝。勝率,連対率で関東馬を大きく上回る関西馬には警戒が必要だ。
ケイアイボイジャーは春と夏に500万下を勝っている。中でも前走は好位4番手から直線楽々と抜け出す横綱レースで,後続を2馬身半突き放した。ここは昇級戦になるが,好センスのレースぶりと持ちタイムから十分首位を狙える。
相手はダイタクソニック。前走は5カ月ぶり,トップハンデ58キロも響いて5着に敗れたが,着差は0秒4。1600Mは16戦して2勝,2着6回,3着1回。連対率で5割を誇っている。一度使われて別定57キロなら本命馬を逆転するシーンもある。
関西馬スカイクレイバーは,1800Mの前走で2番手で折り合い2着を確保した。ここは少頭数戦ですんなり先行できるメンバー構成。距離1ハロン短縮も有利で,ハナ争いに巻き込まれなければ,前走以上の粘りを発揮できるはずだ。
3歳馬のサクラエキスプレスは4カ月ぶりになるが,セントポーリア賞でハイアーゲームの3着。1000万下に入れば力量上位は明らか。休養明けでも勝負勘が戻っていれば好勝負になる。
ジョウノシーザーは連闘で出走した前走で6着。敗因はやや重馬場でノメっていたことと,スローの展開に早めに動いて末脚を失くしたことだ。距離短縮はプラスで,ここはたたき3戦目。人気薄だが連下には押さえたい。