01年の馬場改修で,新潟競馬場は右回りから左回りコースにリニューアルされた。ここでは過去3回(01,03年はハンデ戦)のデータを参照にレース傾向を見てみた。
連対馬は2??1,2??9,1??7番人気の組み合わせで決まった。馬連は810円,9490円,1630円。上位人気馬が優勝しているが,2着に伏兵馬が突っ込むヒモ荒れ傾向を見せている。連対馬6頭の前走は準オープン1頭,1000万下5頭で,そこでの着順は7着と8,3,3,2,5着。前哨戦のクラスや成績を気にする必要はない。
年齢別は3??7歳上馬が6,7,17,11,2頭出走して,0,3,1,2,0連対。ここまでは若い3歳馬と7歳以上の高齢馬が苦戦している。関東馬31頭と関西馬12頭で争い3対3。連対数は互角でも,率で関西馬が勝っている。性別は牡馬が36頭で5連対,牝馬は7頭で1連対。連対率で牡馬を上回る牝馬の食い込みに警戒したい。
ビッグドンの連勝のチャンス。準オープンから降級の前走で期待どうりの快走を見せた。今年1月にアンドゥオール(後にG2の東海Sを優勝)の2着した力量馬。今回は前走より重量が1キロ増になるが,勝って再び1000万条件なら,まず連は外さないと見た。
相手はロングオベリスク。新潟ダート1800Mは当級で2,1着。前走は,あとひと押しがなく6着に敗れたが,2着とは0秒1差。展開ひとつでチャンスはある。
加古川特別は出遅れながらも2着に踏ん張ったウララハクテン。前走は右回りでモタれる不安もあったが,今度は得意の左回り。1000万下も4走前に一度勝ち上がっているだけに,首位戦線に躍り出ることは間違いない。
シークレットボーイはここ2戦,2,3着に好走した。特に2走前はハンデ戦とはいえ,いったん先頭を奪った。結果的に仕掛け早となったが,しっかりと連は確保した。左回りに実績はないが,相手なりに走れる勝負強さを身につけている。
前走は先頭に立つ2コーナーまでに脚を使い,直線粘りを欠いて7着に敗れたウッドカッター。ここも同型馬をうまくさばけるかどうかがカギになるが,2走前はマイペースで逃げて2着に頑張った。単騎でいける形になれば,しぶとい粘りを発揮する。
穴を出せばディナマッハ。前走小回りの福島で500万下を最後方から一気にまくって勝ち上がった。昇級戦,牡馬相手と条件は厳しいが,デキは今が絶好調。「夏走る」牝馬の大駆けがあっても驚けない。