芝1200Mで行われた過去5回(00年は該当レースなし)のレースを参考にした。
連対馬は3??4,1??8,3??9,2??4,5??1番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気は2,1,2連対とほめれる成績ではないが,2ケタ人気馬の食い込みはなく,馬連は3370円,2060円,5800円,2420円,970円。荒れても中波乱止まりとなっている。ただ,3着には5,3,6,6,2番人気馬が入線し,過去2回の3連複は1万1550円と1610円。波乱を視野に入れた馬券検討が必要だ。
連対馬10頭の前走は,500万条件3頭,1000万条件7頭。500万条件組は全馬1着からの臨戦で,1000万条件組は12,4,16,9,6,3,3着。1000万条件組なら前走着順を気にする必要はない。なお,ステップで強調する路線はない。
年齢別は3??7歳馬が7,15,31,14,9頭出走して,1,5,4,0,0連対。4歳馬が5歳馬を押さえて世代をリードしている。牡馬43頭と牝馬33頭で争い7対3。混合戦にしては牝馬の多いレースだが,連対数,率とも牡馬に及ばない。決め手は逃げ・先行馬が6連対し,差し・追い込み馬は4連対。小回りコースだけに前々でレースを進められる馬が有利になっている。
フルブラストが巻き返す。前走1000万条件のさくらんぼ特別は,2カ月ぶりの久々でハナを奪うのに脚を使った分,直線粘れず4着に敗れた。3走前のG1高松宮記念で0秒7差。叩いた上積みの見込める今回は順当に勝てる。
相手は3歳馬のローランジェネルー。3走前に出遅れながら1分8秒2の好タイムで快勝し,前走G3のファルコンSでも0秒2差4着。古馬とは初対戦となるが54キロなら互角に戦えるだろう。
リンガスハンターは前走勝ち馬の決め手に屈したが,2着は確保した。ゲートがうるさいのでスタートに注文が付くが,ここ2戦は速い上がりで終いも伸びている。福島コースに良績があり,6ハロン戦も合っている。
昨年の2着馬ナイキアカデミー。前走は発馬で後手を踏んだが,0秒5差3着と大崩れを見せなかった。切れる脚がなく,瞬発力勝負では苦しくなるが,時計のかかる最終週の馬場なら追い込みが利くはずだ。
前走1番人気を裏切ったゲンパチミラクル。小回りの中京で外々を走らされたコースロスが堪えたようだ。福島芝1200Mは,4月に500万条件を勝ち,続く1000万条件で0秒1差3着。能力的には全く見劣りしない。