別定戦で行われた過去7年,1??3番人気は4,6,0連対。3番人気の不振は気になるが,1,2番人気は上々の成績を残している。7回中3回がその1,2番人気で決まり,残る4回もどちらかが必ず連に絡んでいる。馬連は3けた配当3回,1160円,3480円,4890円,1万5980円。連対馬の前走は重賞12頭とオープン2頭。ステップは4年連続で連対中の函館記念(G3)組が5連対でトップ。00年には1??3着を独占している。
年齢別は3??7歳上馬が6,21,30,20,6頭出走し,2,6,4,1,1連対。幅広い世代から連対しているが,連対率から3,4歳の若い世代に注目したい。牡馬が69頭で9連対,牝馬が14頭で5連対。出走数は少ないが牝馬が優秀な成績を残している。小回りコースだけに逃げ・先行脚質が有利。特に優勝馬は7頭すべてが4角で4番手以内に進出していた。
マイネルアムンゼンで勝負する。新潟大賞典(G3),エプソムC(G3)と重賞を連勝して今季は絶好調。切れる脚はないが,小回りコースに対応できる先行力を備え,時計のかかる札幌の洋芝も合っている。
ファインモーションは函館記念で2着。道中外々を回り直線鋭く追い込んできたが,ゴール前で内を突いたクラフトワークに足元をすくわれた。札幌は1000万下で5馬身差,クイーンSではテイエムオーシャンを押さえて2着。牡馬相手に57キロでも互角に戦える。
昨年は海外遠征して国際G1のムーランドロンシャン賞2着,香港マイル3着のローエングリン。G1は未勝利でも潜在能力は世界レベル。宝塚記念は勝ち馬に早めにこられて惨敗したが,小回り札幌なら逃げ切りがあっても驚けない。
バランスオブゲームは安田記念でゴール前,追い込み馬の強襲に合い0秒2差。3着に敗れはしたものの,改めてG1級の能力をアピールした。2カ月半と間隔は開いたが,G2・3勝の実力馬。連下には警戒が必要だ。
タイガーカフェは函館記念4着に敗れたが,直線でファインモーションにしぶとく食い下がっていた。まだ準オープンの身で格下に見られがちだが,02年の皐月賞(G1)2着馬。勝ち星に恵まれずにいるが,人気ほどの能力差はないはずだ。