2020年3月15日(日)
|
||
レースの攻略アプローチ |
近年は厩舎も騎手も関西勢が優位
3月・中京芝2000m・4歳上の重賞というくくりで過去10年(中京記念、中日新聞杯、金鯱賞)を見ると、関西馬が[7.9.9.93]で勝率5.9%、関東馬が[3.1.1.38]で勝率7.0%。騎手では栗東勢が[7.6.8.76]で勝率7.2%、美浦勢が[2.3.1.49]で勝率3.6%、来日中の外国人騎手が[1.1.1.5]で勝率12.5%。ただしG2金鯱賞になってからの3年は、関西馬が[3.3.3.21]と上位独占。騎手も栗東勢が[3.2.3.19]と、西高東低の図式になっている。前走重賞で高評価・好結果が今回好走の条件
前走が重賞だった馬が[9.7.7.97]で主力。うち前走7着以内だと[9.5.4.51]、勝ち馬から0.5秒差以内の負けだと[7.5.2.35]、前走4番人気以内で[6.2.3.30]と成績は安定する。ただし前走マイル戦だと[0.0.0.8]、2600m以上だと[0.0.0.5]。1800m〜2500mの重賞で高評価を得て善戦してきたタイプが中心だ。前走が準オープン〜オープンだと[1.1.2.30]と苦しいが、馬券に絡んだ4頭は9〜13番人気と穴馬が潜んでいる点には要注意だ。中団からの差し馬が1着候補
逃げた馬は[0.2.1.7]と不振。4コーナーを2〜5番手で回ってきた馬は[4.6.2.36]なのでアタマというより連軸向きか。4コーナー6〜10番手の差し馬が[6.2.7.35]で勝利にもっとも近い。前走の位置取りを参考にすると、4コーナー先頭だと[0.0.0.7]、2〜5番手だと[4.6.7.36]、6〜12番手だと[5.2.1.66]で、今回の脚質別成績とほぼ連動している。13番手以下だった馬は[1.0.1.20]と苦戦。軸にするなら中団から差してくるタイプだ。この3年は中距離実績のある関西馬が好走
G2金鯱賞となってからの3年を見ると、1〜3着は前述の通りすべて関西馬、鞍上は栗東勢8人とシュタルケ騎手。前走は有馬記念組が2頭、海外からの帰国初戦が3頭、日本ダービー以来が1頭で、残り3頭は小倉大賞典4着馬、白富士S勝ち馬、朝日チャレンジC勝ち馬だ。9頭中7頭は芝2000m以上の重賞ウィナーで、残り2頭も芝2000mのオープン勝ち馬と芝2000m3勝馬。高い中距離実績を持つ関西馬が主役となっている。