2016年3月20日(日)
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レースの攻略アプローチ |
前走・長距離重賞で人気に応えて入着した馬から勝ち馬が出る
傾向分析でも述べた通り、前走が2200m以上の重賞で5着以内に入っていた馬が[9.4.5.25]のハイアベレージを誇る。この条件をクリアしていないと[1.6.5.56]で勝ったのは昨年のゴールドシップだけだ。レース別では、前走が有馬記念、ダイヤモンドS、日経新春杯、京都記念、ステイヤーズS、AJC杯だと[10.8.8.49]で、それ以外は[0.2.2.33]。また前走で10番人気以下だった馬は[0.1.0.28]とほぼ用なしの存在となっている。長距離戦の勝ち星&重賞3着以内の実績は必要
過去10年の勝ち馬8頭のうち7頭は芝2200m以上の重賞勝ち鞍を持っていた。残りの2頭には3000m以上の重賞で3着以内に入った経験があり、やはり長距離適性&重賞で格負けしない強さは必須といえる。また1〜3着馬のうち、芝2200m以上のレースで勝ったことがなかったのは2頭だけ(菊花賞2着馬ドリームパスポートとジャパンC2着馬デニムアンドルビー)。長距離実績のない馬は、出てきても好走するのは苦しそうだ。関東馬と関東の騎手、乗り替わりのあった馬は不利
過去10年、関西馬が[10.9.10.64]と馬券対象のほとんどを占め、関東馬は[0.1.0.17]。2着は1番人気のコスモメドウだ。また関東の騎手が連対したのもコスモメドウの松岡騎手とゴールドシップの内田騎手で、ともに1番人気だった。関東馬も関東のジョッキーも、買えるのは1番人気だけということになる。また前走から騎手の乗り替わりのあった馬が[4.4.6.58]で勝率5.6%、前走と同じ騎手なら[6.6.4.24]で勝率15.0%となっている。人気上位の馬が順当に活躍。枠は内か外かの極端な傾向
1番人気が[4.3.2.1]で勝率40.0%、2〜3番人気が[4.1.4.11]で勝率20.0%、4〜7番人気が[2.6.4.28]で勝率5.0%、8番人気以下が[0.0.0.42]と、完全に人気と成績が比例している。人気サイドを軸に考えていいレースだろう。また1〜2枠が[4.5.2.9]で勝率20.0%、3〜6枠が[2.3.5.46]で勝率3.6%、7〜8枠が[4.2.3.27]で勝率11.1%と、アベレージでは中ほどの枠よりも内枠・外枠が好成績を残している点も要注意だ。