2016年10月23日(日)
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レースの攻略アプローチ |
関西馬&神戸新聞杯組が断然の軸。関東馬は完全に劣勢
過去10年間で関西馬が[10.10.8.108]、関東馬は[0.0.2.42]と、完全に西高東低。最後に勝った関東馬は2001年のマンハッタンカフェで、過去20年の集計でも関西馬[18.17.18.203]、関東馬[2.3.2.86]と大きな差がついている。トライアルと菊花賞との関係も、神戸新聞杯組の[8.7.5.50]に対してセントライト記念組は[1.2.2.43]。ここは素直に「神戸新聞杯を使ってきた関西馬」を軸にして馬券を買いたい。前走完勝か、負けても僅差だった馬が菊花賞で好走する
前走1着だった馬が[5.2.5.43]、2着馬が[1.4.1.15]、3着馬が[4.3.1.14]。以上のトータルが[10.9.7.72]だから、馬券は「前走1〜3着馬」でまとめるのが常道。前走4着以下だと[0.1.3.78]で、馬券に絡んだのは神戸新聞杯組だけだ。前走1着馬は、2着とのタイム差が0.3秒以上あれば[4.0.2.9]、タイム差なしだと[0.2.0.18]。また前走で0.6秒以上負けていると[0.1.1.64]。前走完勝または負け過ぎていないことが大切だ。前走・条件戦でも先行して1着なら好勝負は可能
菊花賞では、古馬と混じって条件戦を戦ってきた馬が時おり激走するが、前走が条件戦だった馬は[1.0.3.47]とやや苦戦しているのが事実。とりわけ前走・条件戦で2着以下に負けていた馬は[0.0.0.14]でまったくの望み薄だ。馬券に絡んだ4頭はすべて前走1着。1000万下条件の芝1800〜2600m戦を走り、逃げまたは好位4番手以内の追走から勝利している。たとえ前走で古馬相手に勝っていても、差し・追込みタイプは軽視したい。たとえ差し馬でも4コーナーでは好位まで押し上げられる馬がいい
過去10年の勝ち馬10頭のうち、ソングオブウインドとキタサンブラックを除く8頭は好位2〜4番手で4コーナーを回ってきた。序盤は中団から後方につけたオウケンブルースリ、オルフェーヴル、ゴールドシップも3コーナーから進出を開始している。オウケンブルースリを除く9頭は前走で4コーナー9番手以内につけていたから、追込み一辺倒ではなく、勝負どころで前に位置できる先行型または自在脚質がベターだろう。2歳夏よりも秋〜冬、あるいは3歳で初勝利くらいでちょうどいい
過去10年の勝ち馬10頭を見ると、もっともデビューが早かったのはゴールドシップの2歳7月、遅かったのはトーホウジャッカルの3歳5月。2歳夏時点で勝ち上がっていたのはゴールドシップとオルフェーヴルだけで、初勝利が2歳10〜11月という馬が3頭、3歳で初勝利をあげた馬が5頭。早い時期から使い出して早々に勝ち上がるよりも、ゆっくり成長して3歳になってからエンジンがかかった、という晩成タイプがやはりいいようだ。