朝日杯フューチュリティSとレパードS、芝G1とダート重賞を制している“二刀流王者 。前走・名古屋大賞典はメイショウコロンボと一騎打ちの末、半馬身差及ばなかったが、初の地方交流重賞で骨折によるブランクがあったことを思えば及第点だろう。ひと叩きされて、攻めの気配は格段に良化。潜在能力の高さに期待したい。

昨年の覇者で阪神ダート(3.1.1.0)のコース巧者。前々走のチャンピオンズC(2着)ではホッコータルマエに半馬身差まで迫り、一線級の地力を証明した。その反動か前走・東海Sは案外だったが、これが実力でないことは明らか。ひと息入れてリフレッシュされ、帰きゅう後は入念な追い切りを消化。連覇を視野に巻き返しを期す。

4歳時に破竹の6連勝で頭角を現し、交流G1の東京大賞典V。昨夏のエルムSで1年8カ月ぶりの勝利を飾り、実力馬がようやく復調を果たした。その後はG1戦線で3、5、5着。まだまだトップクラスでも十分に渡り合える。操作性に優れて舞台不問。相手関係が楽になる今回は格の違いを見せたいところだ。

過去10年、連対馬は5-10、2-1、3-2、7-8、2-1、4-5、3-1、1-11、1-2、2-5番人気で決まった(11年以前は京都競馬)。1〜3番人気は5、5、2連対とまずまずの成績で、ワンツーも半数の5回ある。

馬連配当は
3けた……4回
1000円台…1回
3000円台…1回
8000円台…1回
9000円台…1回
万馬券……2回

3けた配当の平穏な年が4回ある一方で、8000円以上の高配当決着も同数の4回。堅いか、荒れるかの見極めが必要となっている。

前走クラスは重賞12頭、オープン特別5頭、1600万下3頭。準オープン1着からでも連対可能となっている。

路線別(着順)は4連対でマーチS(1、9、2、11着)組と名古屋大賞典(4、2、2、1着)組が並び、これを2連対の仁川S(1、1着)組が追っている。

年齢別は4〜8歳以上馬が43、44、39、20、10頭出走して、9、5、4、2、0連対。連対率は21、12、11、10、0%。4歳馬が他世代をリードしているが、連対率を見ると7歳馬まで狙える。

所属別は関東馬が31頭出走して4連対(連対率13%)、関西馬は123頭で16連対(同13%)、地方馬は2頭で連対なし。関西馬が連対数で関東馬を大きく引き離しているが、率は互角となっている。


アジアエクスプレスは前走、地方交流の名古屋大賞典で半馬身差の2着。7カ月半ぶり、初の古馬相手に正攻法の競馬でメドを立てた。芝とはいえG1朝日杯フューチュリティSの覇者。大型馬だけに叩いた上積みは大きく、広いコースに変わるのも好材料。関西馬の牙城を崩すチャンスと見た。

馬単は3←→16、3←→12、3←→9、3←→11、3←→4。

3連単は3←→16から12、9、11、4と、3←→12から16、9、11、4への3着流し。