この時期に行なわれた過去9年,連対馬は2-4,1-5,4-10,1-8,5-2,2-1,2-6,9-1,5-4番人気の組み合わせで決まった(02年は中山ダート1800M)。
勝ち馬は一昨年の9番人気エイシンロンバードを除けば5番人気以内で,2着も02年の10番人気以外に2けた人気は絡んでいない。
馬連配当は3けた〜2000円台4回,3000〜4000円台3回,8000円台1回,万馬券1回。9回中7回は5000円以内の決着で,全体としては波乱度は低い。
しかし,最近5年の3連単は3着に12,7,8,6,1番人気が入線し,5回中3回で10万馬券が出る荒れ模様となっている。
路線別はシリウスS組から2頭が連対しているが,強調できるステップではない。また,世代別は3〜6歳上馬が21,31,36,53頭出走して,6,2,8,2連対。連対率は29,6,22,4%。5歳と3歳馬の争いとなっている。
◎…2走前のレパードSでトランセンドは重賞初制覇。自身のレコードと同タイムで2着を3馬身ちぎった。前走のエルムSで4着と敗れたが,ダートでは5戦4勝とまだ底を見せていない。ダート巧者が勝ってジャパンCダートへ名乗りを挙げる。
○…マチカネニホンバレは昨年11月の500万下から5連勝。2走前のしらかばSでは馬群でもまれ惨敗したが,前走のエルムSで待望の重賞制覇を達成した。東京ダートは4戦全勝で,うち3勝がマイル戦。積極策で流れに乗れば重賞連覇も十分にある。
▲…2走前のエルムSでネイキッドはマチカネニホンバレとハナ差の2着。前走の地方交流戦重賞は距離不向きで4着と敗れたが,東京ダート1600Mでは休養明けで1分35秒7の持ち時計がある。このメンバーでも能力はヒケを取らない。
△…ワンダーアキュートはここ2戦,2着以下を5,3馬身引き離して圧勝した。初の東京ダートコース,初の1600M戦とクリアしなければならない課題はあるが,ひと皮向けた感がある。上がり馬の勢いを警戒したい。
△…テスタマッタは,500万下,1000万下を勝ち,その勢いで交流G1ジャパンダートダービーをもぎ取った。休養明け,一線級の古馬相手で58キロは気になるが,決め手は一級品。ノーマークにはできない。
△…サクセスブロッケンは前走のG1南部杯(盛岡)で4馬身差の2着。約8カ月ぶりと力のいるダートで伸び切れなかった。休養前に1分34秒6の驚異的なレコードでフェブラリーS勝ち。59キロさえ克服できれば当然上位争いに加わる。